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ラムズ戦でプレーを拒否したLBキャンベルとの決別を明言する49ersシャナハンHC

2024年12月14日(土) 21:58


グリーンベイ・パッカーズのデボンドレ・キャンベル【NFL】

サーズデーナイトの第3クオーターで試合に出ることを拒否したベテランラインバッカー(LB)デボンドレ・キャンベルは、近々サンフランシスコ・49ersの一員ではなくなる。試合で49ersはロサンゼルス・ラムズに12対6で敗れた。

ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは、現地13日(金)、クラブとしてはっきりとキャンベルと決別する意志を示した。今後どのような手段を取るかについては検討している最中とのことだ。

「具体的な対処については、セマンティクスを検討しているところだ」とシャナハンHCは述べた。「だが、私の見解、選手たちの見解は昨夜、皆さんに伝えた通りだ。彼の試合での行動は、自分のチームやチームメイトたちに対してしていい行動ではなく、あんなことをしておいて、引き続きこのチームの一員でいられるはずがない。そのため、正確なセマンティクスを分析しているところではあるが、今後、適切な対処を行う」

シーズン第16週以降、キャンベルはチームのメンバーではなくなるということかと重ねて聞かれたシャナハンHCは、こう答えた。

「まさしく、その通りだ」

LBドレイ・グリーンローがラインアップに復帰したことによって、キャンベルは先発の座を失った。第3クオーターでグリーンローが退場することになり、チームはキャンベルに出るよう要請したが、彼は不機嫌そうな表情でそれを拒否し、ロッカールームへと去っていってしまった。元々グリーンローが復帰するまでの穴埋めとしての契約だったことを考えると、31歳のキャンベルがそれに気分を害するというのは驚きだった。

試合に敗れた後、チームメイトたちもキャンベルを強く非難した。

「いいか、ロースターに登録されていて、ユニホームを着ていれば、いつでもプレーする心構えを持っているべきだ」と試合中は状況を知らなかったタイトエンド(TE)ジョージ・キトルは話した。「この建物にいる人なら誰でも、試合に出ることを求められれば、何があろうと100%フットボールフィールドに出る。フィールド外で何が起きていたか、何が起きているのかについては俺がどうこう言う立場じゃない。彼がそうするに至った理由が何だったのかは知らないけど、それはこの組織のためじゃないし、このチームのためでもなかった。それは彼の責任だ。不愉快だね」

どういう形かは分からないが、49ersがキャンベルに見切りをつけたことは確かだ。直ちに彼をリリースするのか――キャンベルの希望としてはこちらだろう――それとも、クラブ側が今回の行動への制裁として出場停止にするだけの根拠があるのかどうかはまだ分からない。

49ersでの13試合で、キャンベルは12試合に先発し、タックル79回、タックルフォーロス3回、パスディフェンス2回を残した。

【M】