肩負傷のチーフスWRブラウン、シーズン第16週のテキサンズ戦での復帰を目指す
2024年12月16日(月) 11:06今シーズン、カンザスシティ・チーフスには一足早くクリスマスがやってくるかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(日)に『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で伝えたところによると、肩の負傷で今季これまでの試合をすべて欠場してきたワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンが、シーズン第16週での復帰を目指しているという。
この1週間で医師から練習復帰の許可を受けたブラウンは、チームからも故障者リザーブ(IR)からの復帰を指定され、金曜日の練習に制限付きで参加した。ブラウンは次の土曜日までに回復を遂げ、昨季のスーパーボウル王者であるチーフスの一員として今季初出場を果たす可能性がある。
オフシーズンにチーフスと1年契約を結んだブラウンは、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズの頼れるレシーバーの1人になるはずだったが、プレシーズン初戦で胸鎖関節脱臼に見舞われ、シーズンの大半を欠場することになった。
チーフスはシーズン第18週を迎える前の1月3日(金)までにブラウンをIRからアクティブ登録する必要があるが、ブラウンは次の土曜日に予定されているヒューストン・テキサンズ戦までに準備を整えられそうだ。
ブラウンが初めてチーフスの一員として試合に出場するとき、13勝1敗のチーフスにとっては歓迎すべき補強となるだろう。チームはすでに9年連続の地区優勝を確定させているが、プレーオフに向けて絶好調というわけではない。チーフスは接戦には強いものの、過去数年にわたってアンディ・リードHC(ヘッドコーチ)率いるオフェンスの特徴となっていた爆発的な攻撃力は欠けている状態だ。
10月にWRラシー・ライスがシーズンを終えた上に、数カ月にわたってランニングバック(RB)アイゼア・パチェコを欠いていたチーフスだが、シーズン途中にディアンドレ・ホプキンスを獲得してゼイビア・ワーシーと組ませ、WR陣を再編し、回復したパチェコも再びオフェンスに迎え入れている。
ブラウンがどのような形でチーフスの攻撃陣にフィットするかは未知数だが、早ければ来週にもその様子が見られるかもしれない。
【RA】