ニュース

ジェッツ、空席のポジションについて元ファルコンズGMトーマス・ディミトロフと面談

2024年12月17日(火) 13:44


トーマス・ディミトロフ【NFL】

現地16日(月)、ニューヨーク・ジェッツは解雇したジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスの後任探しを開始し、見覚えのある人物との面談を実施した。

ジェッツが空席となっているGM職についてアトランタ・ファルコンズの元GMトーマス・ディミトロフと面談したと発表。

ファルコンズで12年間ジェネラルマネジャーを務めたディミトロフは、就任後最初のドラフトでボストン・カレッジ出身のクオーターバック(QB)マット・ライアンを指名した人物だ。

ディミトロフの在任中にファルコンズは113勝95敗という戦績を残し、6度のプレーオフ進出に加え、2016年にはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)制覇を成し遂げた。また、そのシーズンには攻撃コーディネーター(OC)を務めていたカイル・シャナハンのもと、ライアンがNFLのMVPに輝き、スーパーボウル出場を果たしている。しかし、その第51回スーパーボウルでは28対3のリードを築いていたにもかかわらず、ニューイングランド・ペイトリオッツに逆転負けを喫するという悪名高い結末を迎えた。その後、シャナハンはサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)に就任。翌年、ファルコンズはディビジョナルラウンドでフィラデルフィア・イーグルスに敗れ、再びスーパーボウルに出場することはかなわなかった。

成功の時期が続いたにもかかわらず、その後の数シーズンでファルコンズの状況は悪化し始めた。2018年と2019年に2年連続で7勝9敗の成績を残したファルコンズは、2020年を4勝12敗で終えて最下位に。シーズン開幕から0勝5敗を記録したことを受け、ディミトロフとヘッドコーチを務めていたダン・クインは共に解雇されている。

ディミトロフは2020年10月に解雇されて以来、NFLから離れていた。それ以降、ディミトロフはプロと大学レベルの両方でフロントオフィスの担当者の意思決定を支援するために設立されたデータ主導型プラットフォームである『SumerSports(スーマー・スポーツ)』のフットボール運営部門社長を務めている。

NFLでの30年近い経験を持つディミトロフは、経験豊富なリーダーの指針を必要としているフランチャイズでの復帰の可能性を探っている。

【RA】