カンザスシティ・チーフスは現地21日（土）に行われるヒューストン・テキサンズ戦に向けてクオーターバック（QB）パトリック・マホームズをまだ除外していない。

去る日曜日に勝利したクリーブランド・ブラウンズ戦で軽度のハイアンクルスプレインに見舞われたマホームズは、その2日後にあたる火曜日の練習でフル参加とされていた。

『The Athletic（ジ・アスレチック）』によると、ヘッドコーチ（HC）アンディ・リードは「とにかく彼がどうするか見てみよう。今日は軽めの日だ。彼も医者も私に話をするだろう。彼は出場できるなら出場する。無理なら出場しない。それだけのことだ。それが私たちのやり方だ。1日1日をあるがまま受け入れて、彼がどうするか見ていく」と述べたという。

マホームズは火曜日に報道陣に対し、足首の治療は順調であり、全体的に見ても2年前のプレーオフにおけるジャクソンビル・ジャガーズ戦で足首を負傷したときよりも良い状態だとコメント。当時、マホームズが戦線を離れたのはディビジョナルラウンドの一部のみだった。

The Athleticによると、マホームズは「治療はうまくいっていると思う」と話したという。

「追い込まないと。それがこのゲームをプレーする理由だ。追い込んでプレーするんだ。チームを不利な状況に追い込みたくない。自分の状態を見極めることが大事だ。俺はコンペティターだ。試合に出てプレーしたい」

チーフスは土曜日の試合に向けて素早い切り替えを求められるだけでなく、その後はさらに短い準備期間で水曜日のクリスマス当日にピッツバーグ・スティーラーズとの対戦を控えている。

現在13勝1敗のチーフスはバッファロー・ビルズに2ゲーム差をつけてAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）の第1シードを保持しており、すでに地区優勝を確定させている。チーフスが土曜日に勝利し、さらにビルズが敗北または引き分けた場合、AFCの第1シードはチーフスの手に渡る予定だ。

プレーオフ進出が決まっている2チームとの短期間での2試合を控え、スーパーボウル進出を目指す中で自身の健康状態を大局的に捉えることと、現在のシード順位の影響とのバランスについて質問されたマホームズは、次のように答えている。

「試合に出て2試合に勝てば、たぶんシーズン第18週を含めて長い休養をとることになるだろう。健康を取り戻すことと同じくらい重要なのは、第1シードを確保することだ。2つの素晴らしい相手との試合を戦い抜いて勝つことができたら、プレーオフに向けて勢いをつけられるし、うまくいけば最後に少し休養をとれるだろう」

シーズン第16週にマホームズが出場できない場合、ベテランのカーソン・ウェンツが先発を務める予定だ。

【RA】