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テキサンズはチーフス戦でDTジョーンズの居場所を「常に」把握する必要があるとライアンズHC

2024年12月19日(木) 09:28


カンザスシティ・チーフスのクリス・ジョーンズ【AP Photo/Reed Hoffmann】

現地21日(土)、ヒューストン・テキサンズ攻撃陣の最大の弱点が、カンザスシティ・チーフス守備陣の最大の強みとぶつかり合う。

テキサンズのインテリアオフェンシブラインが大きな苦戦を強いられているのは周知の事実であり、特にガード(G)ポジションはそれが顕著になっている。チーフスのディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズと対峙するにあたっては、あまり良い状況とは言えない。

テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズはチーフスの圧倒的なディフェンシブタックルに試合を支配されてはならないことを理解している。

チーム公式記録によると、ライアンズHCは火曜日に「95番(ジョーンズ)がどこにいるか、常に把握しておくこと」と述べ、こう続けたという。

「クリスはサイズ、強さ、パスラッシュ能力において、ずば抜けた選手だ。インサイドだけではなく、アウトサイドでもエッジでも活躍できるし、パスを弾くのも得意だ。彼らの試合に完全に影響を与えているし、このリーグで支配的なディフェンシブタックルである理由も見て取れる。純粋な意志、強さ、そのすべてにおいて、彼はとにかく偉大な選手だ」

今シーズン、ジョーンズはサック5.0回、クオーターバック(QB)ヒット16回、タックルフォーロス10回を記録。サック数は2016年のルーキーシーズン(2.0回)より後で最も少ない。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、スターディフェンシブラインマンのジョーンズは2024年にインサイドに配置された際にサック0回、QBプレッシャー10.7%をマークしたという。5回のサックと14.1%のプレッシャー率はエッジでプレーした際に記録したものだ。

ライアンズHCは「私たちにとって、95番がどこにいるかという意識は持っておかなければならない。誰も95番に関しては気を抜いてはいけない」と話している。

「意識をしっかりと持っておかないといけないし、彼に挑戦し、競い合う必要がある。それがこの試合の要であり、私が最も楽しみにしていることだ。彼らには本当に優秀な選手がいる。ボールを置いて競い合い、何が起こるか見てみよう」

今季、クオーターバックのC.J.ストラウドは14試合に出場して45回のサックを浴びるなど、苦境に立たされてきた。2023年シーズンは15試合に出場して38回のサックを喫している。ストラウドはルーキーシーズンと比較し、1試合あたりのパスヤードが40ヤード以上減少しており、パス1回あたりの平均ヤードも1ヤード以上減少している。

土曜日の試合でテキサンズがジョーンズの位置を把握し、動きを鈍らせることができなければ、その深刻な数字はさらに悪化するだろう。

【RA】