タイタンズがコルツ戦でQBレビスを下げてQBルドルフを先発起用へ
2024年12月19日(木) 08:45
クリスマスシーズン中、テネシー・タイタンズはトナカイのルドルフに頼るサンタクロースのように、自分たちの道を照らすのにメイソン・ルドルフを頼るだろう。
現地18日(水)、タイタンズは日曜日に行われるインディアナポリス・コルツ戦でルドルフを先発クオーターバック(QB)として起用し、ウィル・レビスをベンチに下げるとヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンが発表した。
キャラハンHCは今でもレビスを信頼していると述べた上で、今回の決定は今シーズンに関するものであり、レビスのタイタンズでのキャリアに関するものではないとつけ加えている。
キャラハンHCは「今は長期的な議論については気にしていない。今週を乗り切り、勝つことに集中している」とコメント。
「そういったことはすべて、後日また検討することができる。ああ、ウィルがバックアップであることを期待しているし、実際にそうなる。彼は契約下にある。今もウィルを信じているし、成長できると信じている。そういったことに変わりはないが、現時点ではこれがうちのフットボールチームにとって最善の決断だ」
タイタンズは去る日曜日に敗れたシンシナティ・ベンガルズ戦で、インターセプト3回、ファンブルロスト1回を喫したレビスをベンチに下げた。キャリア2年目のレビスにとって、ターンオーバーは悩みの種となっており、今季は12回のタッチダウンに対して同じく12回のインターセプトを喫している。
今シーズンを迎えるにあたり、強肩のレビスがキャラハンHCのシステムで活躍できるかについては疑問視されていた。正しい判断を下し、ボールを前に進めることができるのか? そのような疑問がある中、ところどころで目を引くプレーはあったものの、大半のプレーは精彩を欠いていた。就任1年目のキャラハンHCは、ケガで3試合を欠場した後もレビスを再び先発に戻すなど、状況を好転させるためのチャンスを十分に与えたが、ターンオーバーは続いてしまった。
「指導や注力が足りなかったわけではない」と述べたキャラハンHCはこう続けている。
「ウィルが成功できるよう、あらゆる場面でできる限りのことをしてきた。彼は成長を見せている。多くの点で上達している。ただ、現時点ではまだ一貫性が不十分だ。だから、それを修正しようとしている。決して簡単な決断ではない」
ルドルフが期待外れの若手クオーターバックに代わって12月に先発の座を引き継ぐのはこれで2年連続だ。ルドルフは昨年もクリスマスの週にピッツバーグ・スティーラーズの先発となり、ケニー・ピケットが健康を取り戻して復帰した後もその座を譲らなかった。
今シーズン、ルドルフはタイタンズの一員として3試合に先発出場し、バッファロー・ビルズとデトロイト・ライオンズには大敗したものの、ニューイングランド・ペイトリオッツには勝利している。リリーフとして出場したベンガルズ戦では、80%のパスを成功させて209ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回をマークした。
1年契約のルドルフとレビスを交代させることは、タイタンズが2025年にクオーターバックポジションをどうするのかという疑問を呼び起こすだろう。現在ミネソタ・バイキングスに所属しているサム・ダーノルドのような選手を追いかける可能性もあれば、将来の司令塔を指名するためにドラフトに頼る可能性もある。今季が残り3週間となる中、現在のタイタンズはドラフト全体5位指名権を獲得する位置につけている。
【RA】