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ドルフィンズCBラムジー獲得には「障害がある」とラムズHCマクベイ

2025年06月19日(木) 12:22

ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイ【AP Photo/Ashley Landis】

ロサンゼルス・ラムズがスターコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーを獲得する可能性は、薄れつつあるようだ。

現地17日(火)、参加必須のミニキャンプのため滞在しているマウイで、記者団の質問に応じたラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは、マイアミ・ドルフィンズのコーナーバックであるラムジーのトレードを完全に否定はしなかったものの、実現を阻む「いくつかの障害がある」ことを認めた。

「通常、こういったシナリオや状況では、何らかの決断を実行に移す前に、あらかじめ計画を整えておく必要がある」とマクベイHCは語り、次のように続けた。

「何もかもを否定するつもりはない。彼のように選手としても人としてもレベルの高い人物を迎え入れることができるのであれば、われわれは常に柔軟な考えで対応するつもりだ。ただし、それが実現するのを妨げるような、現実的な障害がいくつか存在しているのも事実だ」

火曜日のマクベイHCの発言全体を踏まえると、現在トレード候補として名前が挙がっており、このオフシーズン中にも放出されると見られているドルフィンズのスターCBの獲得については、悲観的な見方が強まっている。

ラムジーとのトレードにおいて、ラムズのみならず他のチームにとっても最大の障壁となるのが金銭面だろう。ラムジーは今季に2,430万ドル(約35億2,228万円)の報酬を受け取る予定であり、2026年のベースサラリーも保証はされていないものの、1,000万ドル(約14億4,950万円)に跳ね上がる見込みとなっている。また、現行契約の残り3シーズンにおいてはキャップヒットも大幅に上昇する見通しだ。

ここ数週間でささやかれてきたラムジー獲得の可能性が薄れつつある中、ラムズは先発としてディフェンシブバック(DB)ダリウス・ウィリアムスとCBアーケロ・ウィザースプーンを据え、コビー・デュラント、エマニュエル・フォーブス、ジョシュ・ウォレス、そして再契約を結んだデリオン・ケンドリックらCB陣が出場機会を争う布陣でシーズンに臨むことになりそうだ。

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