ベアーズ、2025年にジャージーパッチやヘルメットデカールで2人のレジェンドを追悼へ
2025年08月02日(土) 12:30
シカゴ・ベアーズが今シーズン、試合当日のユニフォームでフランチャイズの2人のレジェンドを称えることになった。
ベアーズが現地1日(金)、元オーナーである故バージニア・ハラス・マッカスキーを称えるためのジャージーパッチを2025年シーズンを通して着用すると発表した。
ベアーズは、2月2日に102歳で亡くなったマッカスキーのイニシャルが左胸部分に大きくあしらわれたジャージーを、来週に行われるマイアミ・ドルフィンズとのプレシーズン初戦から着用する。このパッチは、殿堂入りを果たしたチーム創設者であり、バージニアの父親でもあるジョージ・ハラスが1983年に亡くなった際に、ベアーズが着用したものとほぼ同じデザインだ。
バージニアの息子であり、現在チームオーナーを務めているジョージ・マッカスキーはチーム公式サイトに「彼女のパッチは1983年に父を称えて着けられたものを模した形にするのがふさわしいと思った。そのため、サイズも色の組み合わせも同じになっている。異なっているのは、当然だが、イニシャルだけだ。それが正しい判断だと思った」と述べている。
ベアーズは2025年シーズン中にオルタネート(代替)ユニフォームやスローバックユニフォームを着用しないことで、バージニア・ハラス・マッカスキーを称える。
また、ベアーズはかつてディフェンシブタックル(DT)として活躍し、殿堂入りした故スティーブ・マクマイケルもフットボールの形を模したヘルメットデカールで称える予定だ。
マクマイケルはALS(筋萎縮性側索硬化症)との闘病の末、4月23日に亡くなった。ベアーズの選手たちが着用するヘルメットの後部にはマクマイケルの背番号76が記されたデカールが貼られる。さらに、第20回スーパーボウル制覇を経験したマクマイケルを称えるロゴがすべてのホームゲームでソルジャー・フィールドの芝生に描かれる予定だ。
ジョージ・マッカスキーは「デカールをつけたいと思った。また、今シーズンはすべてのホームゲームでフィールドステンシル(型抜きの模様)も施す予定だ。今年はスーパーボウル制覇チームの40周年にあたるため、その節目にスティーブをきちんと称え、敬意を表したいと思っている」と述べている。
【RA】