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カウボーイズオーナー、勝利後にマッカーシーHCを称賛もシーズン終了後の去就については言及せず

2024年12月24日(火) 10:47


ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー【AP Photo/Jeffrey McWhorter】

シーズン第16週を迎えるにあたり、ダラス・カウボーイズにはポストシーズン進出の望みがわずかに残されていたが、その望みは現地22日(日)夜にフィールドに立つ前に打ち砕かれた。

ワシントン・コマンダースがフィラデルフィア・イーグルスに勝利したことにより、プレーオフ進出の可能性が絶たれたカウボーイズは、プレーオフ進出を目標に試合に臨んだタンパベイ・バッカニアーズを相手に、戦う気力を失ってもおかしくなかった。しかし、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー率いるチームは、最後までバッカニアーズに立ち向かい、キックオフから試合終盤にターンオーバーを引き起こすまで奮闘し続けた。

『Associated Press(AP通信)』によると、オーナーのジェリー・ジョーンズは26対24で勝利した後に「彼らを誇りに思っている。あの場で諦めなかった。だから、本当に彼らを誇りに思う」と述べたという。

「そして、マイク・マッカーシーがスーパーボウルを目指してプレーしていないと選手たちに思わせることはない。そうさせないんだ。本当に誇りに思う」

ジョーンズがマッカーシーHCを称賛したことは注目に値する。マッカーシーHCの契約は今シーズン限りで、オーナーとコーチは将来のことを決めなければならない。1カ月前にはマッカーシーHCにとって厳しい状況に見えたが、シーズン終盤の盛り返しによってその見通しが変わった可能性はある。カウボーイズは直近の5試合中4試合で勝利を収めてきた。ジョーンズの発言はマッカーシーHCを呼び戻すための布石となるかもしれない。

3年連続でプレーオフに進出していたカウボーイズは、3試合を残した状態でプレーオフ争いから脱落した。これは2015年以降で最も早い時期の脱落となっている。マッカーシーHCの指導のもと、カウボーイズの選手たちはプレーオフ進出を逃した状況であっても戦い抜いた。残りの2試合――敵地でのフィラデルフィア・イーグルス戦、ホームでのコマンダース戦――でのパフォーマンスがカウボーイズの将来を大きく左右するかもしれない。

ジョーンズはチームが日曜夜にマッカーシーHCの下でどのように戦ったかを誇りに思っていると述べた一方で、将来については言及しなかった。

「私が言えるのは、彼がどれほど良い仕事をしているかということだけだ」と語ったジョーンズは「今季が終わった後に何をするかについて、私が考えを共有するとは思わないでほしい」と続けている。

カウボーイズは1月5日(日)にプレーを終える予定だ。

【RA】