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イーグルスがカウボーイズ戦からハーツを除外、ピケットが先発へ

2024年12月28日(土) 07:06


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Nick Wass】

フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツが引き続きリーグの定める脳しんとうプロトコル中であることを受け、チームは現地29日(日)に控えるダラス・カウボーイズ戦からハーツを除外した。

イーグルスは金曜日の練習後に正式にハーツの欠場を発表しており、ハーツは2日連続で練習を欠席している。

チームを率いるヘッドコーチ(HC)のニック・シリアニは同日、報道陣に対して「今週に彼が出場するのは難しいだろう」とコメント。

ハーツはシーズン第16週に敗北したワシントン・コマンダースとの試合中に脳しんとうを発症して戦線離脱。試合には復帰できず、今週の練習もすべて参加していない。

ハーツの脳しんとうプロトコル入りと欠場決定に伴い、ケニー・ピケットが今季初にしてイーグルス加入後で初めてとなる先発出場を果たす見込みだ。

かつてピッツバーグ・スティーラーズの司令塔を務めた経験を持つピケットはハーツ離脱後のコマンダース戦に途中出場し、パス24回中14回を成功させて143ヤード、タッチダウンとインターセプトをそれぞれ1回ずつ記録している。前戦ではピケットに交代後、オフェンスが失速したものの、シリアニHCはピケットが1週間にわたって先発組のレップスをすべて受けてきたことが次戦で役立つはずだと考えていると話した。

「今週の彼は良い練習ができており、しっかりと仕事も果たしている。チームとしても今週は良い練習もできたし、ウオークスルーも順調だった。これから一緒にプレーする選手たちと、対峙することになるディフェンスに対して自分たちのプレーをしっかりと機能させられるように取り組むことがいつだって助けになる。(中略)練習としては良い1週間だった」

ピケット自身は肋骨の負傷を抱えながら1週間を過ごしたが、木曜日には「準備はできている」と語っていた。肋骨には追加のパッドを装着する見込みながら、練習にはフル参加しており、制限はつかないと考えられている。

イーグルスの一員として初めて臨んだアクションでいくつかミスも経験したピケットはワイドレシーバー(WR)のA.J.ブラウンやデボンタ・スミスら先発組とともにレップスを経験したことが生きるだろうとコメントした。

「クオーターバックにとって(先発組とのレップスは)かなりでかい。タイミングがすべてだし、NFLでは特にそう。彼らがカットにどう対応するかを知っておくのは大事。ディープボールに対してどう追いかけるか、そういういろんなことを知っておくのが大事だ。クオーターバックとレシーバーのプレーにそれらすべてが関わってくる。だから、彼らと余分にそういうことができたり、練習中に取り組んだりすることが大きな意味を持つ」

イーグルスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第2シードが確実視されているものの、第1シードを手に入れられる可能性もわずか4%ながら残っている。イーグルスがシーズン第18週まで第1シードの可能性を残すには今週のカウボーイズ戦に勝利することを必須に、デトロイト・ライオンズとミネソタ・バイキングスがいずれも負ける必要がある。

また、イーグルスはカウボーイズに勝利するか、コマンダースが敗北すればシーズン第17週にNFC東地区のタイトルを手中に収める。

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