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スティーラーズを19年率いたマイク・トムリンHCが退任

2026年01月14日(水) 10:23

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリン【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグの一時代が幕を閉じる。

ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)を19年務めてきたマイク・トムリンが、チームに退任の意向を伝えた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが現地13日(火)に情報筋の話として報じている。

チームも後に、このニュースを認めている。

トムリンは火曜日に、声明の中でこう心中を語った。

「熟考を重ねた末、ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチを退くことを決めた。この組織は何年もの間、私の人生の中で大きな部分を占めてきた。このチームを率いるのは、とてつもなく大きな名誉だった。アート・ルーニー二世と故ルーニー大使(ダン・ルーニー)に対し、その信頼とサポートに深く感謝している。また、毎日全力を尽くしてくれた選手たち、そして、献身と尽力によってこの旅をとても意義深いものにしてくれたコーチとスタッフたちにも感謝している」

「また、スティーラーズネーションにも感謝したい。みなさんの情熱、忠心、高い期待こそ、このフランチャイズを真に特別なものにしている。ピッツバーグでコーチをするのは他のどことも異なる経験であり、このチームに仕えてきたことはこれからもずっと、私の大きな誇りであり続けるだろう。この章には終わりが来るが、ピッツバーグ・スティーラーズへの私の敬意と愛は永遠に変わらない。この組織の未来にワクワクしているし、ここで過ごした時間に、これからもずっと感謝している」

トムリンHCはスティーラーズで19シーズンを過ごし、レギュラーシーズンで193勝114敗2分、プレーオフで8勝12敗を記録した。53歳のトムリンが負け越したことはなく、20年近い在任期間の中で最も低調だったときの戦績としては、8勝8敗が3回あった。負け越しなしのシーズンをこれ以上長く連続で送ったのはトム・ランドリー(21シーズン)のみだ。ヘッドコーチのキャリア開始からの記録としては、トムリンが最長となる。193勝はNFL歴代9位タイにあたる。

チーム社長のアート・ルーニー二世は声明にて「今日のミーティングにおいて、トムリンコーチからヘッドコーチ退任を決断したことを伝えられた」と述べた。

「もちろん、私はマイクのハードワーク、献身、19年にわたってわれわれが共有してきた勝利に、深く感謝している。彼は在任期間中にチームを6度目のスーパーボウル優勝へ導き、プレーオフ進出を13回果たした。その中で、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区を8度制覇している。19年の間、一度も負け越していないという記録は、繰り返されることはないだろう。私と私の家族、そして、スティーラーズのマネジメントにかかわるすべての人々が、マイク・トムリンがスティーラーズのフットボールに注いでくれた情熱と献身に、永遠に感謝し続ける」

2006年に1年間、ミネソタ・バイキングスの守備コーディネーター(DC)を務めた後、トムリンは2007年にビル・カウアーの後任としてスティーラーズにやってきた。2008年には就任2年目にして、チームを4年で2度目のスーパーボウル制覇へ導いている。それから2年後、スティーラーズはトムリン指揮下で2度目のスーパーボウル出場を果たすも、グリーンベイ・パッカーズに敗れた。

トムリンはおそらく、すぐにテレビでの仕事を得るだろう。スーパーボウルを制したヘッドコーチは、すべてのネットワークで引っ張りだこになるはずだ。

問題は、トムリンがどれだけの間、サイドラインから遠ざかっているかということだ。トムリンはショーン・ペイトンルート、すなわち、放送業界で1年を過ごした後に、サイドラインに戻ってくるという道筋をたどるかもしれない。間違いなく、多くのチームがトムリンの周囲を安定させる人格とリーダーシップを活用したいと考えるだろう。

トムリンの退任、そして、ジョン・ハーボーがボルティモアを離れたこと、さらに、クリーブランドでのケビン・ステファンスキー解任によって、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区は完全に新しい形でオフシーズンを迎えている。

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