レギュラーシーズン残り2試合、インディアナポリス・コルツのプレーオフ進出に向けた意欲は健在だ。

同様に、クオーターバック（QB）アンソニー・リチャードソンがニューヨーク・ジャイアンツと対戦するシーズン第17週に出場する可能性に対しても希望を捨てていない。現地27日（金）、ヘッドコーチ（HC）を務めるシェーン・スタイケンは背中と足に不調を抱えるリチャードソンの欠場を断言せず、報道陣に「ここからの48時間でどうなるか見てみる」と明かした。

コルツはリチャードソンの試合出場ステータスを公式にクエッショナブルとしている。

リチャードソンは今週の練習には一度も参加しておらず、スタイケンHCによると、現時点では背中の問題の方が厄介だという。

今季のリチャードソンは健康面に問題を抱えており、シーズン第4週に勝利したピッツバーグ・スティーラーズ戦で腰を痛めてから2試合を欠場した。その間、ジョー・フラッコが代役を務め、出場した2試合でチームを勝利に導くパフォーマンスを披露。シーズン第9週と第10週にはスタイケンHCがリチャードソンをベンチに下げてフラッコを起用するに至った。

ただ、フラッコがコルツの先発QBとして2度目の出場で結果を残せなかったことを受け、スタイケンHCはリチャードソンを戻した。2年目のリチャードソンは精度に苦戦しているものの、デュアルスレットの能力を生かして先発した過去5試合で3勝を挙げることに貢献している。

リチャードソンが出場できない場合はフラッコが先発することになる。ジャイアンツは先のアトランタ・ファルコンズ戦でとりわけ後半に苦戦を強いられ、34対7で大敗を喫しているため、プレーオフ争いの生き残りがかかるコルツにとって最大のチャレンジをもたらす可能性は低いかもしれない。

それでも、NFLでは何が起きるか分からない。それを念頭に、スタイケンHCはリチャードソンの出場可否の判断をギリギリまで待つつもりのようだ。

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