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コルツBQリチャードソンが欠場にダウングレード、ジョー・フラッコが先発へ

2024年12月29日(日) 05:29


インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Darron Cummings】

インディアナポリス・コルツのわずかなプレーオフ進出の望みをかけて、ジョー・フラッコが先発クオーターバックとしてフィールドに立つ。

背中と足の負傷で試合出場ステータスがクエッショナブルとされていたクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンが、現地29日(日)に対戦するニューヨーク・ジャイアンツとの試合を前に除外(欠場)にダウングレードされ、39歳のベテランQBであるフラッコが先発出場する見込みだ。

ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは金曜日にリチャードソンの出場可否について「ここからの48時間でどうなるか見てみる」と報道陣に明かしつつ、背中のケガの方が大きな問題だと話していた。ただ、コルツがプレーオフ争いに生き残るためには敗北は許されない状況にもかかわらず、リチャードソンの健康状態はプレー可能なものではないようだ。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、コルツがプレーオフに進む確率は現時点で10%ながら、サンデーゲームのジャイアンツ戦に勝てば14%に上がる。コルツがポストシーズンを戦うためには残るレギュラーシーズン2試合で2勝することが必須条件だが、ジャイアンツに負ければ争いから脱落する。

プレーオフ進出の希望をつなぐべく、コルツはフラッコに頼ることになるが、チームにとっては不慣れな状況ではない。

スタイケンHCはシーズン中盤に2年目QBであるリチャードソンがパスゲームに苦戦したことを受けてベンチに下げ、フラッコを先発させている。加えて、2024年シーズン序盤にはリチャードソンが負傷した際にもフラッコが代役を務めており、コルツオフェンスを空中戦で盛り上げたものの、戦績は1勝3敗にとどまり、スタイケンHCは先発に再びリチャードソンを戻した。

以降、コルツは強固なグラウンド戦を武器に戦列復帰を果たし、前戦のテネシー・タイタンズ戦では335ランヤードを稼ぐとともに、チームの1試合記録を更新している。リチャードソンも9回のキャリーで70ヤードを記録して新記録樹立に貢献した。

1試合平均で142.6ランヤードを損失しているジャイアンツとの試合で、コルツ陣営にとっては先週に218ヤードをマークしたジョナサン・テイラーが大きな役割を担うかどうかにかかってくるだろう。ただし、リチャードソンはその中にいない。

コルツとジャイアンツの一戦は日本時間30日(月)3時にキックオフ予定だ。

【C】