カウボーイズがRBエリオットを放出、プレーオフ進出組への移籍を模索
2025年01月01日(水) 06:56ダラス・カウボーイズでのエゼキエル・エリオットの第2章はフルシーズンを戦い切ることなく終わりを迎える。
現地31日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが伝えたところによると、カウボーイズとベテランランニングバック(RB)エリオットが袂を分かつことで相互合意したという。
ジョシナ・アンダーソンが第一報を伝えた後、カウボーイズがエリオットの放出を正式に発表している。
カウボーイズオーナーのジェリー・ジョーンズは声明の中で「ジークへの敬意と感謝の気持ちと、できる限りプレーオフ出場の可能性を追求する機会を与えたいとの思いから、本日、カウボーイズのロースターから彼をリリースする。これまでに何度も申し上げている通り、ヘルメットにこの星マークをつけてプレーした偉大なる選手の1人としてジークの影響力は永遠に不変であり、われわれの記録と歴史に永久に刻まれる。彼に感謝し、彼を愛し、そして最善を祈っている」と述べた。
放出に伴ってエリオットはウェイバーにかけられ、クレームされなければフリーエージェントとなる。
2023年にニューイングランド・ペイトリオッツで過ごしたあと、2024年シーズン前のオフシーズンに再びカウボーイズとタッグを組んだものの、9年目のベテランRBであるエリオットが起用される機会は少なく、今季は15試合に出場してキャリー74回、226ランヤード、3タッチダウンに加えて、レシーブ12回と69ヤードを記録している。
スロースタートとなったカウボーイズの2024年シーズンはクオーターバック(QB)ダック・プレスコットを筆頭に、相次ぐケガ人に苦悩することとなり、シーズン第16週にタンパベイ・バッカニアーズに勝利するより前に、すでにプレーオフ争いから離脱していた。
29歳のエリオットは絶頂期の爆発力を持っていないかもしれないが、フィールド上の経験と平均以上のパスブロックは、それらを必要とするプレーオフ進出チームにとって有益をもたらす可能性がある。
エリオットのカウボーイズでのキャリアがこれで終わるかどうかはまだ分からないものの、エリオットはチーム史上第3位となる8,488ランヤードを記録してダラスでの第2章に幕を下ろす。カウボーイズの一員としてエリオットよりも多く走っているのはトニー・ドーセット(1万2,036ヤード)と、NFL史上最多の1万7,162ランヤードをマークしたエミット・スミスだ。
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