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セインツオーナーの救援基金がトラック襲撃事件の被害者支援に

2025年01月04日(土) 07:30


ニューオーリンズ・セインツのオーナー、ゲイル・ベンソン【Aaron M. Sprecher via AP】

ニューオーリンズ・セインツのオーナーであり、ニューオーリンズ・ペリカンズのガバナーでもあるゲイル・ベンソンは2024年7月半ばに、『Greater New Orleans Foundation(グレーターニューオーリンズ財団/GNFO)』に125万ドル(約1億9,596万円)を寄付しており、それが元日にニューオーリンズの観光地フレンチクオーターで発生したトラック襲撃事件に活用された。

ゲイル・ベンソンは声明の中で「今年の元日にバーボン通りで起きた悲劇的な事件を受けて、われわれは犠牲者とそのご家族を支援することに全力を尽くしている。グレーターニューオーリンズ財団の災害救済基金を通して、この困難な時期に必要なリソースを確保できるように、被害を受けた方々に必要不可欠な支援を提供する」と述べた。

ニューオーリンズ都市圏の13小教区を管轄するGNFOは地域で災害に見舞われた人々への迅速な支援活動を支援している。昨夏に発生した破壊的なハリケーン・ベリルを受けて行われたベンソンの寄付は『Gayle and Tom Benson Disaster Relief Fund(ゲイル&トム・ベンソン災害救援基金)』となっている。

残念なことに、その救援基金が先ごろに発生したトラック襲撃事件で必要とされることになった。この事件では新年を祝おうとバーボン通りに集まっていた群衆にトラックが突っ込み、14人が死亡、数十人が負傷した。

また、ベンソンは声明の中で「苦難のときに地域社会を支援することはわれわれの連帯責任である」ともつづっている。

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