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シーズン第18週、AFCのプレーオフ戦線に動き(試合結果情報あり)

2025年01月06日(月) 10:37


デンバー・ブロンコスのマーヴィン・ミムス【AP Photo/David Zalubowski】

現地5日(日)、15勝1敗ですでにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を決めているカンザスシティ・チーフスと、9勝7敗のデンバー・ブロンコスがシーズン第18週の試合で対戦した。

多くの先発選手を休ませたチーフスとの戦いに臨んだブロンコスは、相手を無得点に抑えて大勝を収めた。14人の先発クオーターバックと5人のヘッドコーチ。それが、ブロンコスがポストシーズンの舞台に戻ってくるまでの道のりだった。

日曜日に38対0でチーフスを抑えたブロンコスは、2015年シーズンの終わりに第50回スーパーボウルで優勝して以来のプレーオフ進出を決めている。

AFC第7シードのブロンコスは、ワイルドカード週末に第2シードのバッファロー・ビルズと相手の本拠地で対戦する。

勝利したことによって、ブロンコスはスーパーボウル優勝後のものとしてNFL歴代最長のレギュラーシーズン敗退記録を終わらせた。今季に10勝7敗と改善したブロンコスは、同じく最後にスーパーボウル優勝を果たして以来の2ケタ勝利も達成している。

今回の試合でポストシーズン進出を確定させる前、ブロンコスはシーズン第16週と第17週の2週にわたってロサンゼルス・チャージャーズとシンシナティ・ベンガルズに敗れたことで、その試みに失敗していた。ブロンコスはチーフスとチャージャーズに続き、AFC西地区からプレーオフにコマを進めた3つ目のチームとなる。

第50回スーパーボウルで優勝したのは、ヘッドコーチ(HC)ゲイリー・クビアックが率いる、守備に強いチームであり、そこでクオーターバック(QB)を務めたのはプロフットボールの殿堂入りを果たしているペイトン・マニングだった。

ブロンコスHCに就任してから2年目のショーン・ペイトンは、クビアックが去って以降でチームを率いた5人目(暫定を含む)のヘッドコーチにあたる。また、1巡目指名の新人QBであるボー・ニックスは、マニングの後にブロンコスの先発に立った14人目のクオーターバック。ニックスに至るまで、トレバー・シーミアンやジョー・フラッコ、ドリュー・ロック、ラッセル・ウィルソンらがブロンコス攻撃陣を率いてきた。

NFLキャリアで17回の先発出場を経験したニックスは、ブロンコスを“マイル・ハイ・クラブ”にふさわしい高みへと導いている。

ほぼ10年の時を経て、ブロンコスがプレーオフに戻ってくる。

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