コルツがスタイケンHCとバラードGMの続投を発表
2025年01月06日(月) 11:53シェーン・スタイケンがインディアナポリス・コルツにとどまることになった。
コルツのオーナーであるジム・アーセイが現地5日(日)に延長戦の末にジャクソンビル・ジャガーズに勝利した後、スタイケンがヘッドコーチ(HC)として3年目となる2025年シーズンも続投すると発表。また、アーセイは8シーズンにわたってジェネラルマネジャー(GM)を務めてきたクリス・バラードも引き続き役職にとどまると明言している。
不安定なシーズンを過ごす中、シーズン第17週にニューヨーク・ジャイアンツに45対33で敗れたことで、スタイケンHCの去就に関するうわさは一段と広まった。
コルツはジャイアンツに敗れたことでプレーオフ争いから脱落し、プレーオフ進出を果たせていない期間が4年に伸びている。
スタイケンHCはコルツでの2シーズンで17勝17敗の成績を収めており、いずれの年も少なくともシーズン第17週までチームをプレーオフ進出圏内にとどめていた。
フィラデルフィア・イーグルスの攻撃コーディネーター(OC)として成功を収めたスタイケンがヘッドコーチに就任した後、コルツは2023年NFLドラフトの全体4位でクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンを指名。
リチャードソンは運動能力とポテンシャルに満ちあふれていた一方で、経験が乏しかった。リチャードソンは新人として序盤に好成績を残したものの、肩のケガでルーキーシーズンの大半を欠場している。
しかしながら、スタイケンHCはバックアップのガードナー・ミンシューを司令塔に据えた状態でシーズン最終週までコルツをプレーオフ争いにとどめたことから、年間最優秀コーチ賞の候補にもなった。
今シーズンはクオーターバックの状況が大きく異なっている。リチャードソンはパスの精度に苦しみ、シーズン中盤には一時的にジョー・フラッコと交代させられた。ベテランのフラッコも同様に苦戦を強いられたことで、リチャードソンはすぐに先発に復帰したものの、チームがプレーオフに進出できるほど十分な勝ち星を挙げることはなかった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは12月29日に、リチャードソンが2025年もチームの先発を務める見込みだと報じた。スタイケンHCとバラードGMも同様にチームに戻ってくる。
【RA】