ベアーズがHC候補としてカウボーイズHCマッカーシーに面談を要請
2025年01月07日(火) 09:07ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは期待はずれに終わった2024年シーズンの締めくくりとして、自信に満ちた様子で自分自身を“勝者”だと説明した。
少なくとも、カウボーイズ以外の1チームはそれに耳を傾けていたようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが現地6日(月)に報じたところによると、シカゴ・ベアーズが空席となっているヘッドコーチの候補としてマッカーシーと面談する許可をカウボーイズに求めたという。
マッカーシーが2024年シーズンに7勝10敗と期待を大きく下回る成績に終わったカウボーイズのヘッドコーチであることを踏まえると、この要請は興味深いと言える。今季にカウボーイズが低迷したことから、マッカーシーは数カ月にわたって解任の危機にあると見なされてきたが、オーナーのジェリー・ジョーンズが日曜日に発言した内容は、そうならないことを示唆していた。
月曜午後の時点で、マッカーシーはカウボーイズに雇われている状態だったが、それでもベアーズは第45回スーパーボウルでの優勝経験もあるベテランHCのマッカーシーとの面談を要請している。
ベアーズはコーチ探しに全力を尽くしており、これまでに9人の候補者との面談を要請。そのうち、現役のヘッドコーチはマッカーシーのみだが、他の2人の候補者(アーサー・スミスとブライアン・フローレス)はヘッドコーチ経験者だ。
面談を要請したタイミングも興味深いと言えよう。もしマッカーシーが本当に不安定な立場にあるのであれば、カウボーイズは他のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チームがマッカーシーとの面談を望んでいることを知り、彼を手放すことを再考するかもしれない。
カウボーイズは独占権を保持しているため、マッカーシーとの契約が切れる1月14日(火)までその要請を拒否することができる。つまり、ベアーズがマッカーシーを真剣にHC候補として検討したければ、その日までプロセスを一時停止する必要があるということだ。しかし、カウボーイズがその日以前に面談許可を出す可能性があるため、必ずしもプロセスが遅れるというわけではない。
いずれにせよ、今回の要請は意欲的なものであり、コーチの評価が組織によって異なることを証明している。ベアーズがカウボーイズのヘッドコーチと面談するかどうかはいずれ分かるだろう。
【RA】