タイタンズが2シーズン在籍したラン・カートンGMを解雇
2025年01月08日(水) 09:31ラン・カートンが2025年NFLドラフトでテネシー・タイタンズの全体1位指名に携わることはない。
現地7日(火)、タイタンズが2シーズンにわたってジェネラルマネジャー(GM)を務めたカートンを解雇したと発表。
オーナーのエイミー・アダムス・ストランクは声明で「ランと過ごした時間が大好きでした。彼は優れたフットボール脳を持ち、素晴らしい人で、関わる人すべてに友好的な人です」と述べている。
「この2年間で私たちのフットボールチームが成長していないことを無視することはできません。もちろん、この期間における勝敗記録に深く失望していますが、このままでは長期的な将来に不安があることも決断を下した理由です」
「私はこのチームを、皆さまが想像する以上に愛しています。ファンの皆さまへ、現在のパフォーマンスが受け入れられるものではないことは承知しています。皆さまのサポートに感謝すると共に、皆さまにふさわしく、期待通りのチームを構築するために引き続き努力してまいります」
タイタンズはブライアン・キャラハンがヘッドコーチ(HC)としてチームにとどまることも発表している。
フットボール運営部門社長のチャド・ブリンカーがジェネラルマネジャーの選考を主導する予定だ。
カートンはサンフランシスコ・49ersで6シーズンを過ごした後、2023年にタイタンズに加入。2024年にはジェネラルマネジャーに加えて執行副社長も務めた。
タイタンズは2022年シーズン中にジョン・ロビンソンを解雇した後にカートンを採用。当時、タイタンズは元HCマイク・ブラベルを残留させた。昨年、タイタンズはブラベルと決別したが、カートンをチームに残し、その影響力を拡大させた。その流れは2025年も続き、タイタンズはキャラハンHCを残留させる一方で、新たなジェネラルマネジャーを探そうとしている。
カートンがジェネラルマネジャーを務めた2シーズンでタイタンズの成績は9勝25敗にとどまり、いずれもAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で最下位に沈んだ。今季を3勝14敗で終えたタイタンズは、4月のドラフトの全体1位指名権を手に入れている。
タイタンズの社長兼CEOのバーク・ニヒルは声明で「ランはこの2年間、その役割に関して非常に特殊な状況に置かれていた。結局のところ、これは結果重視のビジネスだ。エイミーは私たちに変化が必要だと評価した」と述べている。
タイタンズはキャラハンHCと協力する新しいジェネラルマネジャーを迎える予定だが、ニヒルはチーム公式サイトで、ブリンカーが53名のロースターに関して“最終的な決定権を持つ”と述べている。
【RA】