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ドルフィンズがシーズン最終戦の“容認できない”状況についてWRヒルと面談

2025年01月08日(水) 12:21


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【Miami Dolphins via AP】

マイアミ・ドルフィンズの首脳陣が、現地5日(日)にシーズン最終戦のニューヨーク・ジェッツ戦で敗れた後にチームから離れたいという意向を示したワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルと面談した。

火曜日、ジェネラルマネジャー(GM)クリス・グリアとヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルはそれぞれが月曜日にヒルと面談したが、内容は非公開にするつもりだと述べている。グリアGMは、ヒルの行動は個人としてもチームとしても期待外れの結果に終わったシーズンに対する不満の表れだと説明した。

「マイクと私はタイリークと話をした」と明かしたグリアGMはこう続けている。

「昨日は生産的な会話ができた。話し合ったことについては内密にしておく。ひとつ言えるのは、もどかしいシーズンの中で彼がとても感情的になっていたことだ。2勝6敗の状況から立て直すチャンスがあった試合。私が最も誇りに思っているのは、おそらくそれだろう。選手たち、マイク、コーチングスタッフが2勝6敗という状況から、プレーオフに滑り込む可能性を見据えてシーズン第18週にプレーしたこと。そういったことすべてと、ケガを抱えながらプレーしていたことで、感情が沸点に達したのだと思う。やはり内容は伏せておくが、生産的な会話をすることができた」

シーズンの大半でケガを抱えながらプレーしてきたヒルは、日曜日に自らフィールドを離れたように見えた。試合に敗れた後、ヒルは「これから扉を開くつもりだし、俺は出て行く」とソーシャルメディアに投稿し、移籍を希望していることを示唆した。

グリアGMは火曜日に報道陣に対し、ヒルは面談中にトレードを要求しなかったと述べている。

マクダニエルHCは、ヒルと1時間にわたって面談し、試合の途中で離脱したことは容認できないと伝えたと語った。2人の関係で修復が必要な部分はないと言及したマクダニエルHCは、次のようにコメントしている。

「彼にはとても率直に伝えたと思う。彼はとても誠実だったし、私たちが話していた内容は素晴らしかった。さまざまなことについて話し合い、試合を途中で離れることは容認できないし、今後も許されないという点は譲らなかった。彼は責任を受け入れたし、不穏で乱れた状況でわだかまりをなくす必要があっただけで、必ずしも修復すべき点があるとは言えない」

わだかまりは解消されたかもしれないが、ドルフィンズが2025年にヒルと決別するのかどうかは今後数カ月にわたって疑問視されるだろう。ヒルがオフシーズンに結んだ契約によって、トレードの可能性も広がっている。

【RA】