NFL関係組織がロサンゼルス山火事救援に約8億円を寄付
2025年01月11日(土) 07:07アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス広域の山火事で被災した近隣地域の支援として、NFLおよび関係組織が500万ドル(約7億8,911万円)を寄付する。ロサンゼルス・チャージャーズ、ロサンゼルス・ラムズ、ミネソタ・バイキングス、ヒューストン・テキサンズ、NFL基金のクラブおよびオーナーシップグループから個人の寄付が中心となって集められた寄付金によって、山火事で被災した人々を支援する地元団体に重要な資源を提供する。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは「ロサンゼルス近郊の多くの人々が経験した破滅的な損失に、われわれ全員が皆、心を痛めている。NFLファミリーはロサンゼルス・チャージャーズおよびロサンゼルス・ラムズと協力し、地域社会が必要としている時期に支援することを約束する」と述べた。
ラムズは悲劇的な時間を過ごすロサンゼルスコミュニティの安全を守ろうと24時間体制で活動する2つの団体、ロサンゼルス市郡消防局を支えるロサンゼルス消防局(LAFD)財団およびアメリカ赤十字社を支援している。オーナーのクローンキー家は彼らの持つスポーツ団体や事業体を代表し、クローンキー・ファミリー財団を通じてLAFD財団に100万ドル(約1億5,825万円)を寄付する。
クローンキー家は声明の中で次のように述べている。
「私たち家族とロサンゼルス・ラムズを代表し、われわれの思いが、計り知れない火災と破壊的な被害に遭われた皆さまと共にあることを伝えます。われわれは地域社会を守り続ける初期対応にあたられた皆さまのたゆまぬ努力と、困難に直面する隣人を助け続ける各自の尽力に感謝してもしきれません。わが一族とラムズはこの先数カ月、数年先の長期を見据えた復興活動を支援するべく、自分たちの役割を果たすことを約束いたします」
また、同じくロサンゼルスを拠点とするチャージャーズはアメリカ赤十字社、ロサンゼルス消防局(LAFD)財団、チーム・ルビコン、山火事で避難中の動物たちを保護している各地域のペットレスキュー団体への資金援助を継続している。
チャージャーズのオーナーで取締役会長を務めるディーン・スパノスは「今回の破壊的な山火事に直面した初期対応の方々と住民の英雄的な行動には目を見張るものがあります。私たちは、避難生活を余儀なくされている数万人ものロサンゼルス住民、声明と財産の損失を防ぐためにたゆまぬ努力を続けているLAFDとカリフォルニア州全域から集結している消防士の方々、われわれの安全と情報を守ってくださっている警察官、そして、今この信じられない出来事を経験する中で必要なときに互いに助け合うために立ち上がってくださったすべての人々と心をともにしています」と話した。
また、ワイルドカード週末を迎えるにあたり、現地土曜日にはチャージャーズが、月曜日の夜にはラムズが試合に挑むが、それぞれ選手、コーチ、スタッフらが各チーム用にあつらえられたLAFDの帽子やシャツを着用することになっている。各チームのLAFDキャップやシャツは販売もされ、チャージャーズのアパレル収益はLAFD財団を支援し、ラムズのアパレル収益はLAFD基金およびアメリカ赤十字社の支援にあてられる。加えて、ワイルドカードの両試合で着用されたジャージーと使用したフットボールはNFLオークションに出品され、その収益がアメリカ赤十字社の支援として寄付される。
さらに、ラムズの50/50ラッフルの収益50%がロサンゼルス・ラムズ財団からLAFD財団とアメリカ赤十字社に寄付される予定だ。
バイキングスとウィルフ・ファミリー財団がカリフォルニアの山火事で被災した地域社会の現場救援活動を支援すべく100万ドルを寄付するほか、テキサンズはロサンゼルス地域の救援活動および救急隊の支援として100万ドルを寄付する。
NFLの慈善事業部門であるNFL財団も同額の100万ドルを寄付して救援活動を支援する。NFLはアメリカ赤十字社と連携し、山火事で被災した人々に避難所や食料、物資を提供する活動も支援している。
寄付をご検討の方はアメリカ赤十字社の公式情報をご確認ください: https://www.redcross.org/donate/cm/nfl.html/
【C】