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イーグルスLBディーンがパッカーズ戦で膝蓋腱断裂、残りの試合を欠場へ

2025年01月14日(火) 08:38


フィラデルフィア・イーグルスのネコビ・ディーン【AP Photo/Matt Slocum】

フィラデルフィア・イーグルスがプレーオフの残りの期間で主力の先発選手を1人失うことになった。

イーグルスのラインバッカー(LB)ネコビ・ディーンが現地12日(日)に勝利したグリーンベイ・パッカーズとのワイルドカードゲームで膝蓋腱(しつがいけん)を断裂したことが、月曜日に受けたMRI検査で判明したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じた。

膝の負傷により、キャリア3年目のディーンは2024年シーズンのプレーオフゲームで欠場を余儀なくされるだけではなく、回復に長い期間を要する見込みで、2025年シーズンの開幕にも間に合わない可能性が高い。

月曜日、ディーンがプレーオフの残りの試合を欠場することを正式に発表したヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは「ネコビは素晴らしい1年を過ごした。間違いなく彼のことが恋しくなるだろう。彼は1年を通して素晴らしいプレーを見せてくれていた」と述べている。

ディーンは第2クオーター序盤、パッカーズのタイトエンド(TE)タッカー・クラフトをスクリメージラインの手前で倒した際に負傷。それはディーンがこの試合で決めた2回目のロスタックルだった。

試合序盤にタックル数(6回)でチームトップに立っていたディーンは、すぐに試合から除外され、その後にカートに乗せられてロッカールームへ向かった。試合後、24歳のディーンは松葉杖をつき、大きな装具を膝に装着した姿が目撃されている。

ドラフト3巡目指名を受けてNFL入りしたディーンは、初めてフルで先発として過ごしたシーズンに輝かしい成績を残した。チーム内ではタックル数(128回)で2位につけ、サック3回、インターセプト1回、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバー2回を記録。体型は小柄ながら、エネルギッシュなプレーがその弱点を補い、イーグルスの強力なディフェンシブラインの後ろで確実に役割を果たすディーンは、イーグルスが2024年シーズンに守備ランキングでトップに立つのに大きく貢献した。

ディーンは守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオ率いるユニットのシグナルコーラーでもある。日曜日の試合ではミドルラインバッカー(MLB)ザック・バウンが司令塔の役割を引き継ぎ、オープニングキックオフでファンブルを誘ったインサイドラインバッカー(ILB)オレン・バークスがディーンのポジションに入って合計4回のタックルを記録した。

【RA】