『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロは現地15日（火）、ミネソタ・バイキングスがワシントン・レッドスキンズ戦でキックミスを犯したキッカー（K）ブレア・ウォルシュを放出したと伝え、チームは後にこれを認めた。

ウォルシュの代役探しに時間を要さなかったバイキングスは水曜日、何チームも渡り歩いてきたKカイ・フォーバスと契約したことを発表。

ヘッドコーチ（HC）マイク・ジマーはキッカーの変更について「チームが勝つために必要なことだった」と語った。

レッドスキンズ戦、クオーターバック（QB）サム・ブラッドフォードの健闘もあり、20点を奪ったバイキングスであったが、前半終了前のエキストラポイントでウォルシュがミスを犯して得点は20対14のまま。ワンチャンスで逆転を許す展開で迎えた後半、リードを守り切れなかったバイキングスは黒星を喫した。

ウォルシュによるこのようなミスはすでに何度も見てきた。彼は今シーズン、エキストラポイント、フィールドゴールで4度のミスを犯し、これはリーグ最多。ウォルシュの不調は今に始まったことではない。昨シーズン、シアトル・シーホークスとのワイルドカードゲーム残り22秒、ウォルシュは27ヤードのフィールドゴールを決め損ねた。この失敗でバイキングスは10対9でまさかの敗戦。このミスは大々的に取り上げられた。

NFL史上3番目に寒く、気温はマイナスの中で行われたこの試合でウォルシュの歯車は完全に狂ってしまったのだ。ウォルシュのNFLキャリアは瞬く間に崩れ落ちていった。