ニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド（TE）ロブ・グロンコウスキーは現地16日（木）に行われた練習に参加しなかった。

スターTEであるグロンコウスキーは現在もまだ、先週日曜日の白熱したシアトル・シーホークス戦で負傷した肺の治療中であり、今週末のサンフランシスコ・49ers戦には出場しない予定だ。

ペイトリオッツは現在AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区で2位と2ゲーム差をつけて首位に立っており、AFCシード権1位獲得の筆頭候補である。第11週のマンデーナイトゲームでヒューストン・テキサンズがオークランド・レイダースに勝ち、ペイトリオッツが今週末の試合に万が一負けるとすれば、テキサンズがシード権1位に浮上する。少なくとも1週間、ペイトリオッツはグロンコウスキーを休ませることができる。

グロンコウスキーは今シーズン、ハムストリングの負傷によって開幕から2試合を欠場しており、復帰後の2試合ではわずか1キャッチを記録したのみだった。オールプロとしての輝きを取り戻し始めたのはクオーターバック（QB）トム・ブレイディが4試合の出場停止処分を経て復帰した時期と重なる。グロンコウスキー不在の間、フリーエージェントで獲得されたTEマーテラス・ベネットがその穴を埋めた。

【その他、17日までに判明している各チーム故障者情報】

1．ジャイアンツのワイドレシーバー（WR）ビクター・クルーズ（足首）は練習にフル参加。

2．ピッツバーグ・スティーラーズのラインバッカー（LB）バド・デュプリーがファーストチームの練習に参加し、もうじき試合出場も可能となりそうだ。2015年ドラフト1巡目指名のデュプリーは体幹部の筋肉損傷によってこれまでの試合全てを欠場している。

3．カンザスシティ・チーフスのランニングバック（RB）ジャマール・チャールズが14日、今度は反対側の膝関節鏡視下手術（ひざかんせつきょうしか）を受けたとチーフスのトレーナー、リック・バークホルダーが明かした。ここ数週間で2度目となる鏡視下手術により、現在チャールズは故障者リストに登録されている。

4．テネシー・タイタンズのRBデマルコ・マレー（足）はフルで練習参加。

5．フィラデルフィア・イーグルスのWRジョーダン・マシューズ（背中）は制限付きで練習。

6．故障者の情報ではないが、ダラス・カウボーイズのLBローランド・マクレインは今週末の試合を最後に出場停止処分が解かれる。しかし、どうやら処分明け後もマクレインは欠席リザーブリストに登録されたままになりそうだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えている。オーナーのジェリー・ジョーンズは記者に対し、マクレインが今シーズン中にプレーすることはないと発言している。

7．デトロイト・ライオンズのLBディアンドレ・レビー（膝）、ディフェンシブエンド（DE）のエゼキエル・アンサー（足首）とセオ・リディック（足首）は練習を制限された。CBダリアス・スレイ（ハムストリング）はフルで練習に参加。

8．WRランドール・コブ（ハムストリング）、LBクレイ・マシューズ（ハムストリング）、オフェンシブタックル（OT）デービッド・バクティアリ（膝）は練習を制限。ガード（G）T.J.ラング（足）、LBジェイク・ライアン（足首）は練習に不参加。TEジャレッド・クック（足首）はフルで練習参加。