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スティーラーズとカーンGMが新たな3年契約を締結

2025年07月04日(金) 08:47

ピッツバーグ・スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)オマール・カーン【AP Photo/Gene J. Puskar】

現地3日(木)、ピッツバーグ・スティーラーズがジェネラルマネジャー(GM)オマール・カーンと新たな3年契約を結んだと発表。これにより、カーンGMは少なくとも2028年シーズン末までチームにとどまることが確実となった。

スティーラーズ社長のアート・ルーニー二世は声明で「オマールと新たな3年契約を結んだことを発表できてうれしく思う」と述べ、こう続けている。

「オマールとそのチームはこの3年間、NFLドラフト、戦略的なトレード、フリーエージェンシーを通じてロースターを構築する中で素晴らしい仕事をしてくれた。今後もその流れを継続し、フィールド上でさらに大きな成功を収めることを楽しみにしている」

48歳のカーンGMは2022年からスティーラーズのフロントオフィスを率いているが、組織には2001年から在籍している。その間に2度(2005年シーズンと2008年シーズン)、スーパーボウル制覇チームの誕生を見届け、2025年シーズンに向けて21シーズン連続勝ち越し――そのうち18シーズンはマイク・トムリンHC(ヘッドコーチ)の下で達成されたもの――を経験してきた。

カーンGMが3年前にケビン・コルバートの後任として就任して以来、スティーラーズは29勝22敗の成績を収め、プレーオフに2度進出してきたが、プレーオフで深く勝ち進むという願いは達成できていない。

フリーエージェント(FA)やドラフトでの積極的な動きで知られ、トムリンHCから“カーン・アーティスト”という異名を与えられたこともあるカーンGMは、今オフシーズンも精力的に活動している。中でも注目されたのは、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの獲得に努め、最終的に契約を結んだことだろう。今季はロジャースにとってキャリア最後のシーズンになると見込まれている。

また、カーンGMはシアトル・シーホークスとのトレードでワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフを迎え入れ、今週もコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーとタイトエンド(TE)ジョンヌ・スミスを獲得する大型トレードを成立させた。5月にはWRジョージ・ピケンズをダラス・カウボーイズにトレードするという大胆な判断を下し、この動きとメットカーフの加入によってワイドレシーバー陣の再編を図った。

「アート・ルーニー二世のサポートに感謝したい」と述べたカーンGMは「私たちはチャンピオンシップを狙えるロースターを作り上げていると確信しており、ピッツバーグの街と素晴らしいファンに再びスーパーボウル制覇をもたらすことを目標に掲げつつ、2025年シーズン以降を楽しみにしている」と続けた。

【RA】