現役続行の意思を示すも、ラムズ残留は「自分ではコントロールできないこと」とWRカップ
2025年01月21日(火) 13:54雪が降る中で行われたフィラデルフィア・イーグルス戦に敗れた翌日、ロサンゼルス・ラムズの一部のスター選手たちの将来は不透明となっている。
先行きが不透明な選手として、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードに加え、ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップの名前が上がっている。
レシーブ記録で3冠を達成し、スーパーボウルMVPに輝いてから3年が経過した今、31歳のカップは来季もプレーをすることを計画しているが、ラムズに戻るかどうかは不確かなようだ。
『ESPN』のサラ・バーショップによると、カップは現地20日(月)に今季最後のロッカールームでのメディア対応で「まだまだ良いフットボールができると感じている。来季もフットボールをプレーするつもり。それは確かだ」と語ったという。
カップの現行契約はあと2年残っており、2025年の基本給は1,250万ドル(約19億3,928万円)、保証額は500万ドル(約7億7,571万円)となっている。6月1日(日)以前にカップをカットすれば、チームはサラリーキャップで752万ドル(約11億6,667万円)を節約できる。カップはラムズがスーパーボウル制覇を成し遂げた後、2022年に現在の契約を締結した。
今シーズン中、カップの名前はトレードのうわさにも上がっていた。
昨年10月、カップはトレードのうわさと報道について「自分にコントロールできることをコントロールする」と話していた。
月曜日にも同様の発言をしたカップは、次のようにコメントしている。
「何が起こるかは誰にも分からない。それは自分ではコントロールできないことだ。どうなるかはいずれ分かるだろう。どういうふうになるとか、そういうことについて、明確な見通しはない。だから、もちろんL.A.にいたいと思っているけど、どういうふうになるかは分からない」
第56回スーパーボウルでラムズがシンシナティ・ベンガルズを下した際に、驚異的なレギュラーシーズンとそれに続く素晴らしいポストシーズンを過ごしたカップは、世界の頂点に立った。それは、初めてスタッフォードと共に臨んだシーズンに達成したことだった。
現在は両者とも先行きが不透明となっている。
そうした状況の中、スタッフォードは日曜日の試合を終えた後に、まだ余力はあると明言した。
カップについても、財政面とケガの影響で将来は不透明となっている。
スーパーボウル制覇を成し遂げてから、カップはフィールドにとどまることに苦戦し、最近ではラムズのオフェンスで成果を出すことにも苦労している。
2022年から2024年にかけて、カップは出場可能な51試合のうち33試合しか出場していない。今シーズンは足首のケガで5試合を欠場した。
一方、WRプカ・ナクアはこの2シーズンでチームの不動のナンバー1レシーバーとして頭角を現している。
日曜日のイーグルス戦で、カップはターゲット7回、レシーブ5回、61ヤードを記録。
それ以前の4試合の成績はターゲット10回、レシーブ5回、82ヤードだった。
カップは2024年レギュラーシーズンに通算でレシーブ67回、710ヤード、タッチダウン6回を記録している。
それはカップがラムズの一員として残した最後の成績となるのだろうか。ロサンゼルスではこのオフシーズンにそれが話題となるだろう。
【RA】