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【2016年第11週】パンサーズが接戦をものにし、プレーオフ進出の希望をつなぐ

2016年11月18日(金) 14:41

カロライナ・パンサーズのキャム・ニュートン【AP Photo/Bob Leverone】

現地17日(木)、第11週のサーズデーナイトフットボールとなるニューオーリンズ・セインツ対カロライナ・パンサーズ戦が行われた。第10週に悔しい形で勝利を逃している両チーム。試合はクオーターバック(QB)キャム・ニュートンが要所で確実にパスを通すなどし、前半に蓄積したリードを守りきったパンサーズが23対20で勝利し、プレーオフ進出への希望をつないだ。

第1クオーター開始早々からセインツのクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズをサックしてファンブルを誘ったパンサーズ守備陣は敵陣32ヤード地点でボールをリカバーし、攻撃陣に先制のチャンスを与える。ワイドレシーバー(WR)テッド・ジンがエンドゾーン手前までボールを進め、最後はフィールドゴールを成功させてパンサーズが先制点を決めた。セインツも直後のドライブではブリーズの短いパスで敵陣へと攻め込み、フィールドゴールを決めてスコアを同点にする。

第2クオーター中盤にはブリーズがタイトエンド(TE)コビー・フリーナーを狙って投げたパスをフリーセーフティ(FS)カート・コールマンがインターセプトし、パンサーズが再び得点のチャンスを得る。QBキャム・ニュートンからTEグレッグ・オルセンへの10ヤードパスで敵陣1ヤード地点まで前進したパンサーズ攻撃陣は、ランニングバック(RB)ジョナサン・スチュワートの1ヤードランでボールをエンドゾーンまで押し込み、タッチダウンを成功させる。

その後、フィールドゴールで追加点を決めたパンサーズは前半終了前にもセインツのフィールドゴールをブロックし、ミドルラインバッカー(MLB)ルーク・キークリーがブロックされたボールをリターンしてタッチダウンを決めたかと思われたが、これが味方の反則で取り消しとなってしまう。その結果、敵陣40ヤード地点からの攻撃権を得たパンサーズは、ニュートンからWRテッド・ジンJr.への40ヤードパスでタッチダウンを決め、スコアを20対3にして前半を終えた。

パンサーズは後半最初のドライブでもフィールドゴールで追加点を挙げてリードを広げる。反撃に出たいセインツは第3クオーターを目いっぱい生かして敵陣16ヤード地点まで進入し、第4クオーター最初のプレーでフィールドゴールを決めた。これでエンジンがかかったセインツ攻撃陣は、次のオフェンスドライブでもWRブランドン・コールマンがブリーズからの9ヤードパスを受け取ってタッチダウン。守備陣もパンサーズのラン攻撃を止めて応戦した。第4クオーター中盤に再びボールを手にしたセインツはブリーズからWRマイケル・トーマスへの11ヤードパスで敵陣まで前進し、最後もブリーズがフリーナーへの難しいパスを通してタッチダウン、3点差まで追い詰める。しかし、その後は残り試合時間が少なくなる中、パンサーズにファーストダウンを奪われてしまい、最終的にボールを取り返したのは試合終了の14秒前。結局、セインツが追加点を挙げることはなく、パンサーズが逃げ切った。

パンサーズQBニュートンはパス33回中18回成功、192ヤード、1タッチダウンをマーク。RBスチュワートはキャリー18回、31ヤード、1タッチダウンで勝利に貢献した。白星を手に入れたパンサーズだが、第4クオーターにフィールドを去ったキークリーの容体が心配される。脳しんとうの検査を受けているとNFLは伝えている。

セインツQBブリーズはパス44回中35回成功、285ヤード、2タッチダウン、1インターセプトで試合を終えた。新人のトーマスはレシーブ5回、68ヤードを記録している。セインツはこれで2連敗を喫した。