ボールを持って走るイーグルスQBハーツは「RBとして扱う」とコマンダースDCウィットJr.
2025年01月24日(金) 12:19現地26日(日)に行われるNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで、フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツがボールを持って走る場合、ワシントン・コマンダースは容赦なく対応する構えだ。
コマンダースの守備コーディネーター(DC)ジョー・ウィットJr.は、ハーツが脚を使う場合にはランニングバック(RB)のように対処する方針だと、木曜日に記者団に語った。
「これまで同じようなタイプの選手に対処してきた経験がある」とウィットJr.は述べている。
「もし彼がボールを持って走るなら、そしてコーディネーターが彼にボールを持たせて走らせる決断をするなら、われわれは彼をランニングバックとして扱い、そのつもりでヒットする。彼をそういった状況にさらすかどうかは彼ら次第。ポケット内にとどまらせるのか、それとも走らせるのか。こちらはその選択に応じた対応をするだけだ」
シーズン第11週の試合でイーグルスがコマンダースに勝利した際、ハーツは10回のランで39ヤードとタッチダウン1回を記録。パスは28回中18回成功し、221ヤードを獲得した。しかし、第16週の再戦ではスクランブル中に脳しんとうを起こして退場し、その後試合に復帰することはなかった。
ウィットJr.の発言に対し、イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは冷静な反応を見せ、どのチームもハーツに対して同様の戦術を取っていると指摘した。
「どのチームもジェイレンをランニングバックのようにタックルしようとする」とシリアニHCは木曜日に話している。
「彼がボールを持って走れば、タックルを試みるのは当然のことだ。われわれも彼の使い方やプレーごとのリスクを慎重に考えながら起用している。彼がフィールドにいることがどれほど重要かは十分に理解している。彼自身も自分をどう守るべきかを分かっているし、われわれもスキームの面でそれをしっかりとサポートしている」
ハーツが日曜日にそのラン能力を発揮できるかどうかは、ロサンゼルス・ラムズとのディビジョナルラウンドで負った膝のケガにかかっている。ハーツは第3クオーターに受けたサックによって膝を負傷した。その後の18回のプレーでは3回しかパスを試みず、それらすべてを成功させて19ヤードを獲得したほか、ニーダウンも1回行っている。
水曜日の練習では制限付きウオークスルーに参加していたハーツだが、木曜日の練習にはフル参加している。
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