イーグルスQBハーツは故障者報告を外れ、コマンダースとのNFCチャンピオンシップゲーム出場へ
2025年01月25日(土) 18:06ジェイレン・ハーツはキャリア2度目のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでプレーする――膝のケガの状態にかかわらず。
クオーターバック(QB)ハーツの名前はフィラデルフィア・イーグルスの故障者報告から消えており、彼は現地26日(日)のワシントン・コマンダースとのカンファレンスタイトル戦で先発することになる。
今週のハーツは水曜日のウオークスルーで制限付きとしてスタートしたが、本人はプレーする方向で進んでいると発言していた。金曜日には練習にフル参加できるようになり、正式にライバルとのNFCタイトル決戦に向けたゴーサインも出た。ハーツは金曜日に、試合では膝に装具を着けて出ることになるだろうと話していた。
ロサンゼルス・ラムズに勝利したディビジョナルラウンドで、ハーツは後ろ向きに引き倒された際に膝を痛めてしまった。プロ5年目のQBはその後もプレーを続けたが、明らかに動きはおかしかった。
第3クオーターで膝を痛めるまでの43回のスナップで、ハーツはパスで109ヤード、ランで71ヤードを獲得していた。しかし、その後の18回はパスで18ヤード、ランはマイナス1ヤードとなっている。
ハーツはラムズ戦でキャリア最多となるトータル7回のサックを浴びており、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、プレーオフの2試合ではドロップバック時の44.4%でプレッシャーをかけられていて、レギュラーシーズンより11%増加しているとのことだ。そのポストシーズンの2勝で、ハーツは41回中28回(68%)しかパスを成功させられず、259ヤード、タッチダウン2回、インターセプトは0回で、キャリーは13回、106ヤード、タッチダウン1回という成績だ。
ワシントン戦でハーツの動きに影響があるのか、あるとすればどの程度なのかが、試合の大きな注目点となる。
2度のプロボウルに選出されているハーツは、イーグルスの2度目のスーパーボウル出場をその手で実現させようとしている。
8度目のプレーオフ先発を任されるハーツは、今季3度目のコマンダース戦に臨むことになる。彼らに敗れたシーズン第16週の試合でハーツはケガをして、続く2試合を脳振とうのために欠場した。
イーグルスはその試合の序盤でハーツを失っていることから、彼の存在がいかに重要かがそこから見て取れる。
シーズン第16週の試合を含め、ハーツのコマンダース戦での記録は通算6勝3敗で、トータルタッチダウンは18回となっている。
しかし、日曜日のNFCチャンピオンシップゲームほど重要な試合は初めてだ。
ホームでコマンダースを迎え撃つハーツとイーグルスの試合は、日曜日のアメリカ東部時間15時【日本時間27日(月)5時】にキックオフを予定している。
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