ジェッツの元HCロバート・サラーがDCとして49ersに復帰
2025年01月25日(土) 21:22根比べは終わった。ロバート・サラーがサンフランシスコに戻ってくる。
ニューヨーク・ジェッツの元ヘッドコーチ(HC)、サラーとサンフランシスコ・49ersが契約条件で同意し、サラーが守備コーディネーター(DC)としてチームに復帰することになった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地24日(金)に伝え、その後チームから発表があった。
2017年から2020年にかけて、サラーはカイル・シャナハンHCの下でDCを務めていた。その間にチームはスーパーボウルに出場し、サラーがジェッツのヘッドコーチになるために離脱した後も、3年続けてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームかその先まで進むだけの守備の基礎が形作られていた。
2024年シーズン中にサラーは職務を解かれたが、49ersがニック・ソレンセンDCとの契約を終了することにしたため、サラーの復帰は理にかなった選択と考えられていた。しかし、49ersはしばし忍耐を試されることになる。サラーがヘッドコーチ候補として、ダラス・カウボーイズ、ラスベガス・レイダース、ジャクソンビル・ジャガーズとの面談に応じたためだ。
ジャガーズの心変わりによって、タンパベイ・バッカニアーズの攻撃コーディネーター(OC)リアム・コーエンが最有力候補に浮上したことで、ようやくサラーのサンフランシスコ帰還の道が開けた。
2024年に6勝11敗、故障者が多発し、ディフェンスが被得点ランキングで29位に終わった49ersにサラーは戻ってくる。
ここ4シーズンで4人目のDCを迎えることになる49ersだが、それでもディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサ、ラインバッカー(LB)フレッド・ワーナー、セーフティ(S)タラノア・フファンガなど優秀な守備選手はそろっている。
サラーの前回の任期中、チームはその最後の2シーズンに被ヤード数でトップ5のユニットになっていた。ジェッツもサラーが率いた過去2年余りのシーズンでトップ4のディフェンスを誇った。
サラーが初めてNFLで仕事に就いたのは2005年、ヒューストン・テキサンズのディフェンシブインターンとしてだった。ヒューストンでは長きにわたってさまざまな役目に就き、その後はシアトル・シーホークス、そしてジャクソンビル・ジャガーズへと移動してから、サンフランシスコでシャナハンとタッグを組んだ。
かつて成功を収めたそのパートナーシップが再始動する。サラーも49ersディフェンスも2024年の名誉回復を狙っている。
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