脅迫と暴行の容疑をかけられたペイトリオッツSペッパーズに無罪評決
2025年01月25日(土) 22:29現地24日(金)、脅迫と暴行の容疑で逮捕されたニューイングランド・ペイトリオッツのセーフティ(S)ジャブリル・ペッパーズに陪審員が無罪の評決を下した。
同日に証言を行ったペッパーズは、被害者の首を絞めたり、押しつけたりしたことはないと容疑を否認。今週、ペッパーズが危険な武器を持って女性に脅迫と暴行を働いた疑いで裁判が行われており、木曜日にペッパーズは最初の証言台に立った。
被害者の女性が木曜日に証言し、2人でベッドにいた際に別の男性から自分の携帯電話に複数回着信があり、ペッパーズが自分の首をつかんで壁に強く打ち付け、階段から突き落としたと語った。
『Boston Globe(ボストン・グローブ)』によれば、ペッパーズは証言台で、“彼女は自分のキャリアをめちゃくちゃにしたくてこんなことをしている”と警察に話したことを明らかにしたという。
女性の証言と共に、検察官は事件の動画をいくつか再生した。その中でペッパーズは裸の女性に向かって繰り返し、マサチューセッツ州ブレイントリーの自分の家から立ち去るように言っている。女性によるとペッパーズは暴行を働いた後、彼女が自分持ち物を取にいこうとした際に、動画を撮りながらののしってきたという。
昨年10月の出来事について、警察の調書は女性の証言を裏付けている。警察によると女性は病院に行くことを拒否し、家でケガの手当てを受けたということだ。
「彼は私の首をつかんで壁に強く打ち付けました」と時に感情的になりながら女性は話した。「私の足は壁に付いておらず、宙に浮いた状態で彼に壁に押し付けられていました」
木曜日の反対尋問で、ペッパーズの弁護士を務めるマーク・ブロフスキーは、女性の証言とケガの程度について異議を申し立てた。また、女性がペッパーズを相手に950万ドル(約14億8,224万円)を求める民事訴訟を起こしたことに触れ、彼女は“金銭目的”だと主張した。
事件後、10月9日にコミッショナーの除外リストに登録されたペッパーズは7試合を欠場している。
ペイトリオッツはチームで3年目のシーズンにいたセーフティのペッパーズと夏に延長契約を結んだ。2017年にドラフトでクリーブランド・ブラウンズに指名されたペッパーズは、そこで2シーズンをプレーし、続いてニューヨーク・ジャイアンツで3シーズンをプレーした。ペイトリオッツとの現行契約は2027年までとなっている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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