ニュース

ジェッツがダレン・ムージーを新GMとして採用へ

2025年01月26日(日) 08:51


ダレン・ムージー【AP Photo/David Zalubowski, File】

ニューヨーク・ジェッツが新しいヘッドコーチ(HC)を採用してから3日後に新ジェネラルマネジャー(GM)を見つけた。

現地25日(土)、ジェッツとダレン・ムージーが新GMとしての契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じている。

過去13年間をデンバー・ブロンコスで過ごしてきたムージーは、スカウト担当者としてブロンコスに加入した後、幹部となり、直近ではアシスタントGMに昇進。ジェッツがアーロン・グレンを新ヘッドコーチとして採用したと発表した週に、ムージーの採用も決まっている。

ジェッツの新しいGMとHCのコンビはどちらもブロンコスのショーン・ペイトンHCとつながりがあるものの、2人が一緒に仕事をしたことはない。

ムージーは波乱の2024年シーズンの途中に解雇されたジョー・ダグラスが作り上げたジェッツのロースターを引き継ぐ。同シーズンにはヘッドコーチを務めていたロバート・サラーも途中で解雇されている。ダグラスの5年以上にわたる在任期間でジェッツの戦績は30勝64敗にとどまり、プレーオフ進出は果たせなかった。ダグラスの解雇後はフィル・サベージが暫定GMを務めていた。

ムージーが後を引き継ぐ中、ジェッツには取り組むべき課題が山積している。

その中でも最も大きな課題はクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのジェッツでの将来だろう。それは41歳のクオーターバックが選手生活を継続するかどうかに起因する状況であり、ジェッツがグレンHCの攻撃コーディネーター(OC)として誰を雇うかが、チームが向かう方向を示す最初のヒントになるかもしれない。ロジャースのシナリオは、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスのジェッツでの将来に影響を与える最初の要素にもなるだろう。

今オフシーズンには、急成長中のWRギャレット・ウィルソンに関する話も話題になるかもしれない。新人契約の最終年を迎えるウィルソンは契約延長の対象となる。

多くのベテラン選手がフリーエージェント(FA)となる見込みである上に、サラリーキャップの余裕もない中、ムージーは今オフシーズンに新ヘッドコーチのグレンのビジョンに合ったロースターを整えるという難しい仕事に直面する。2024年、ジェッツはオフェンシブラインで苦戦を強いられ、ディフェンスもふるわず、5勝12敗という厳しいシーズンを過ごした。その結果、ジェッツは2025年NFLドラフトの全体7位指名権を獲得している。

ジェッツは必要とされている大規模な改革の監督役として1年目のジェネラルマネジャーを起用することを決定した。39歳のムージーはクリーブランド・ブラウンズのアンドリュー・ベリーやシカゴ・ベアーズのライアン・ポールズとともに、40歳未満のNFLジェネラルマネジャーのうちの1人となる。

【RA】