ライオンズLBコーチのケルビン・シェパードがDCに昇格へ
2025年01月26日(日) 10:12デトロイト・ライオンズはアーロン・グレンの後任をチーム内部で探している。
現地25日(土)、ライオンズがラインバッカー(LB)コーチのケルビン・シェパードを守備コーディネーター(DC)に昇格させようとしていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じた。
シェパードはグレンがライオンズに加入した2021年からLBコーチを務めていた。グレンは守備コーディネーターとしてライオンズを躍進させた4年間の在任期間を経て、ニューヨーク・ジェッツの新ヘッドコーチ(HC)になるためにデトロイトを去っている。
なじみのあるコーチが指揮を執るため、ライオンズ守備陣は哲学的には変わらないと見られている。シェパードの指揮の下、アレックス・アンザロンやマルコム・ロドリゲス、ジャック・キャンベルといったラインバッカーは、過去2シーズンで期待以上の結果を残したユニットで確実なタックラーとして活躍してきた。
急成長を遂げた2023年シーズンにディフェンスでトップ5にランクインしたライオンズは、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)タイトルゲームに進出。また、2024年にはさまざまな面で期待以上の成績を残し、ディフェンシブエンド(DE)のエイダン・ハッチンソンやマーカス・ダベンポート、ディフェンシブタックル(DT)のD.J.リーダーやエイム・マクニール、コーナーバック(CB)カールトン・デービスなど、複数の主力守備選手が故障者リザーブ(IR)に登録されるほど負傷者が相次いでいたにもかかわらず、NFCの第1シードを獲得した。
困難な状況に見舞われた中でも、グレンは2024年シーズンもライオンズ守備陣をトップ5に維持したが、最終的には欠員の影響もあり、ディビジョナルラウンドでワシントン・コマンダースに敗れている。
グレンと同様に、シェパードもNFL選手からコーチに転身し、昇進してきた人物だ。
2011年ドラフト3巡目でバッファロー・ビルズに指名されたシェパードは、8シーズンにわたってNFLのラインバッカーとして活躍。インディアナポリス・コルツ、マイアミ・ドルフィンズ、ニューヨーク・ジャイアンツを渡り歩き、最終シーズンとなった2018年をライオンズで過ごした。
シェパードがディフェンスを担当する中、ライオンズのダン・キャンベルHCには攻撃コーディネーター(OC)の採用という重要な仕事が残されている。これまで攻撃コーディネーターを務めていたベン・ジョンソンはシカゴ・ベアーズのヘッドコーチに就任した。
【RA】