シーホークスがセインツOCクリント・クビアックを新OCに採用
2025年01月27日(月) 11:02シアトル・シーホークスは、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のライバルチームから次の攻撃コーディネーター(OC)を迎え入れることを決めた。
現地26日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが関係者からの情報をもとに報じたとこによると、シーホークスはニューオーリンズ・セインツのアシスタントコーチを務めていたクリント・クビアックを新OCとして採用するという。その後、チームも正式に発表している。
セインツで1年間OCを務めたクビアクは、シーホークスでヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドのスタッフに加わることになる。
セインツではデニス・アレンHCがシーズン途中で解任され、後任のHCが自身の職を確保してくれる保証がない状況の中、クビアックはシアトルで新たなスタートを切る道を選んだ。
今回の採用プロセスでクビアクはクリーブランド・ブラウンズとの面接も予定していたが、シーホークスと2回の面接を経て合意に至った。
37歳のクビアックにとって、今回が3度目のOC職となる。2021年にはミネソタ・バイキングスのOCとして、スーパーボウル優勝HCの経験を持つ父ゲイリー・クビアックの後任を務め、今季はセインツでOCを務めていた。
クビアックが指揮した攻撃ユニットは2024年シーズンに苦戦を強いられたが、それには理由がある。シーズン序盤は好調だったものの、クオーターバック(QB)デレック・カーやワイドレシーバー(WR)のクリス・オレーブとラシッド・シャヒードをはじめとする主力選手が相次いで長期間離脱し、チームに大きなダメージを与えた。
クビアックは今後、オフェンスの方向性を定める上でシーホークスにおいて重要な役割を担うことになる。マクドナルドHCは、前任のライアン・グラブOCを解任した理由として、攻撃ユニットのアイデンティティに関する意見の相違を挙げている。マクドナルドHCはクビアクの方針が自身のスタイルとより合致していると判断し、両者は攻撃陣の再構築を目指して取り組むことになる。今シーズンのシーホークスは、得点でリーグ18位、総ヤード数で14位に終わり、プレーオフ進出をあと一歩のところで逃した。
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