ライオンズがブロンコスのアシスタントコーチを新しいOCとして採用
2025年01月29日(水) 12:02ベン・ジョンソンの後任が決定した。
現地28日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話として報じたところによると、デトロイト・ライオンズはデンバー・ブロンコスのパスゲームコーディネーターであるジョン・モートンを新たな攻撃コーディネーター(OC)として採用したという。
55歳のモートンは2022年シーズンにライオンズのシニアオフェンシブアシスタントを務めており、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルやライオンズのオフェンスを既に熟知している。
それでも、ジョンソンの後任として爆発的なライオンズオフェンスを維持するという重責を担うことになる。
ジョンソンは1月21日にベアーズのヘッドコーチに就任。彼が指揮を執った3シーズンすべてで、ライオンズのオフェンスは得点と総ヤードでリーグトップ5に入る成績を残した。2024年シーズンには、得点でリーグ1位、総ヤードで2位を記録している。
厳しい任務を担うことになるが、モートンはオフェンシブタックル(OT)ペネイ・スウェルやランニングバック(RB)のジャーマイア・ギブスとデビッド・モンゴメリー、ワイドレシーバー(WR)のアモン-ラ・セント・ブラウンとジェイムソン・ウィリアムズ、そしてクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフといった優秀な人材に恵まれている。
モートンも豊富な経験を携えてライオンズに復帰する。
モートンのNFLキャリアは、2002年に当時のオークランド・レイダースでオフェンシブアシスタントとして始まった。その後、ショーン・ペイトンHCのもとでニューオーリンズ・セインツの同職を務め、南カリフォルニア大学(USC)にOCとして4シーズン在籍。サンフランシスコ・49ersとセインツでWRコーチを務めた後、2017年にニューヨーク・ジェッツのOCに就任した。レイダースにシニアオフェンシブアシスタントとして復帰し、2022年はキャンベルHC率いるライオンズで過ごした。過去2シーズンはペイトンHCとともにブロンコスで経験を積んでいる。
ワシントン・コマンダースに敗れたディビジョナルラウンドの衝撃的な敗北後、キャンベルHCとライオンズはジョンソンをベアーズに、守備コーディネーター(DC)アーロン・グレンをジェッツに引き抜かれる形となった。
しかし、ライオンズも迅速に対応し、ケルビン・シェパードをDCに昇格させ、モートンを新OCとして起用する決断を下した。
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