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RBハントのチーフスでの2度目のチャンスに“彼は名誉回復を望んでいる”とリードHC

2025年01月29日(水) 12:43


カンザスシティ・チーフスのカリーム・ハント【AP Photo/Ashley Landis】

カンザスシティ・チーフスは何度もスーパーボウルのトロフィーを勝ち取ってきた。そのため、ランニングバック(RB)カリーム・ハントがそこにほとんど携わっていなかったことは、忘れられがちだ。

2017年のルーキーシーズンにプロボウルに選ばれた際、ハントは1,327ラッシングヤードをマークしてリーグトップに立っていた。しかし、カンザスシティでのハントの状況は、その後、急速に悪化する。クリーブランドのホテル内で女性と暴力を伴う争いを起こした映像が明らかになり、この件についてハントがチーム首脳陣につつみ隠さず報告することをしていなかったため、元ドラフト3巡目指名選手だったハントは2018年11月30日にリリースされた。 

チーフスが複数のロンバルディトロフィーを掲げている間、ハントはそれからの5年間をクリーブランド・ブラウンズでニック・チャッブのランニングメイトとして過ごした。

2024年シーズン、29歳のハントは職のないままオフシーズンを送っていた。しかし、カンザスシティが負傷に見舞われ、シーズン第2週にRBアイザイア・パチェコが腓骨を骨折し、助力が必要になったのだ。チームの目はハントに向けられた。ハントは728ラッシングヤードとキャリー200回、タッチダウン7回を記録して、チーフスをけん引した。

現地27日(日)にバッファロー・ビルズを破ったAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでは、再びチームトップの64ラッシングヤード、タッチダウン1回をキャリー17回でマークしている。今、ハントは初のスーパーボウルに臨もうとしている。

ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは、今のハントはずっと成熟していると語った。

チームの公式記録によれば、リードHCは月曜日に「彼はあそこにいたいとだけ言ったんだ。彼が変わったと、私には分かっていた」と話したという。

「パット(パトリック・マホームズ/QB)の結婚式で、彼と少し一緒に過ごした。彼には良い心がある。過去に経験したようなことがあってさえもね。彼はここに飛び込んで、われわれを助けられると自信を持っている。彼はこのコミュニティの中で名誉を回復したいと思っているだろうし、人は変われるということを示したいんだろう。“俺は変わった”と彼は言っている。だから、そこはポジティブだと思う」                     

チーフスのロースターの大部分にとって、スーパーボウルは初めてではない経験であり、彼らはNFL史上初の3連覇を成し遂げようとしている。ハントにとっては、これはキャリアを変え、紆余曲折を経てカンザスシティで偉業を達成するチャンスだ。

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