2025年は第一線を退く元カウボーイズHCマイク・マッカーシー、次の雇用サイクルに集中
2025年01月29日(水) 17:43ダラス・カウボーイズに別れを告げてから、マイク・マッカーシーは来るシーズンを休養の年とすることにしたようだ。
マッカーシーが2025年シーズンはNFLでコーチ業に携わらないことを決断したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地28日(火)に報じた。元カウボーイズ、およびグリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチだったマッカーシーは、2026年の雇用サイクルに集中するという。
契約交渉がまとまらずにダラスを離れたマッカーシーは、シカゴ・ベアーズとヘッドコーチ職の面談を行ったものの、ベアーズは最終的にベン・ジョンソンを選んでいる。
また、マッカーシーはニューオーリンズ・セインツからもHCポジションの面談の要請を受けていたものの、いったん身を引くとの決断の前に訪問が実現することはなかった。ヘッドコーチに空きがある最後のチームとなったセインツは、他の候補者を探していくことになる。
マッカーシーがあるチームから離脱した後に、コーチ業から離れて一息つくことを選ぶのは、これが初めてではない。2018年にパッカーズから解雇された際、マッカーシーは2020年にダラスに加入するまで、サイドラインに戻ってこなかった。
カウボーイズHCとして5年を送ったマッカーシーは、49勝35敗をマークするとともに、チームを3度ポストシーズンに導いた。ただし、ダラスはディビジョナルラウンドより後に進んでいない。パッカーズとカウボーイズにいた18シーズンを通じ、マッカーシーのチームはポストシーズンに12回進出し、パッカーズ時代には第45回スーパーボウルで優勝している。
それだけの経歴を持つマッカーシーは、次のオフシーズンの雇用サイクルで強力な候補者になるだろう。ただ今は、2025年のNFLシーズンはマッカーシーという役者なしで進んでいく。
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