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ドラフト全体3位指名権で“何に対しても前向き”とジャイアンツGMシェーン

2025年01月30日(木) 10:18


ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・シェーンGM【AP Photo/Darron Cummings】

ニューヨーク・ジャイアンツはクオーターバック(QB)を渇望している。しかし、全体3位指名権では、2025年NFLドラフトに登場するトップQBをつかみ取れないかもしれない。

現在、フットボール界の共通の認識として、キャム・ワードとシェドゥーア・サンダースがトップ2のクオーターバックとされており、ドラフトプロプロセスが進むにつれ、そこに差が生じると見られている。テネシー・タイタンズとクリーブランド・ブラウンズがドラフト全体1位と2位で指名する予定であり、この2チームもクオーターバックを必要としている。また、他にトレードアップするチーム――おそらく、全体6位のラスベガス・レイダース――が出てくるかもしれない。そういった状況を受け、ジャイアンツが他の道を選ぶことを強いられる可能性もある。

どうなろうと、優れた選手を獲得するだけだと、ジェネラルマネジャー(GM)のジョー・シェーンには分かっている。

チームの公式ウェブサイトによれば、シェーンGMは現地29日(火)に「われわれは何に対しても前向きだ。獲得可能な選手たちがいる3位という、良い位置につけている。1人ずつ減っていくプロセスの中で、優れた選手を獲得するだけだ。これから数カ月で何があろうと、本当に優れた選手がそこにはいると分かっている」と話したという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアが最初に選んだトップ50プロスペクトのランキングでは、ペンシルベニア州立大学のエッジラッシャーであるアブドゥル・カーターと、ハイズマントロフィーを勝ち取ったレシーバー兼コーナーのトラビス・ハンターがトップ2とされている。少なくとも、カーター、ハンター、ウォード、サンダースの中の2名が、ジャイアンツの順番まで残っているはずだ。問題は、そのうちの1人が、重要なクオーターバックかどうかだ。

ジャイアンツの苦境と、他のQBを必要としているレイダース、ジェッツ、セインツなどの存在が、今回のドラフトプロセスでシグナルコーラーたちの位置を押し上げると見られている。ドラフトシーズンが進む中で、ウォードとサンダースが明確な2トップなのは確かだが、ジャクソン・ダートやジェイレン・ミルロー、カイル・マッコードらも議論に上り、人気を分断していくだろう。

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