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QBウィルソン起用の可能性に触れるのはまだ早すぎるとレイダースHCキャロル

2025年01月30日(木) 13:38


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【Lauren Bacho via AP】

ラスベガス・レイダースがクオーターバック(QB)を強く必要としている状況で、ピート・キャロルがヘッドコーチ(HC)に起用された際、シアトル・シーホークスで一緒だったシグナルコーラーであるラッセル・ウィルソンと結びつける考え方がすぐに出てくるのも無理のないことだった。

間もなくフリーエージェントになるウィルソンは、ピッツバーグにとどまりたいとの意向を明らかにしている。しかし、キャロルがベガスで職を得たことで、事情が変わってくるかもしれない。

ポッドキャスト“What the Football with Suzy Shuster & Amy Trask(ホワット・ザ・フットボール・ウィズ・スージー・シュスター&エイミー・トラスク)”でウィルソンとの再タッグがあり得るか尋ねられた73歳のキャロルは、まだそういったことを考える段階ではないと答えている。

「まだ早い。われわれはパズルのピースを見つけようとしているところだ。まだそれをまとめられてもいないから、話すことさえできない。フリーエージェンシーはまだ先だ。そして、最初の競合的な動きはそこで起こる。それからドラフトだ。われわれにはそのチャンスがある。今は話せない。考えをめぐらすことはできるが、それ以上のものではない」とキャロルHCは述べた。

キャロルHCとウィルソンはシアトルで10シーズンを共に過ごし、スーパーボウル優勝も果たしている。その関係は良くない形で終わり、ウィルソンがデンバーにトレードに出された後、2人は互いを批判。しかしながら、それ以降で関係は修復されたようだ。

ウィルソンがベガスに来る可能性はある。だが、キャロルHCは、誰がレイダースの立て直しに貢献するかについて、何も除外していない。

「これは約束するが、真のコンペティターであれば、どんな選択肢も除外しない。だから、われわれはすべての選択肢を可能性として検討するし、非常にアグレッシブに、集中して、できれば人々がここの一部になることを望んでいるという感覚を持ちながら検討していく」

ロースター上には現在、ガードナー・ミンシューとエイダン・オコンネルがいるが、この2人は以前の首脳陣によって迎えられた選手だ。ベガスにはドラフト全体6位指名権もあり、それを使ってクオーターバックを指名する可能性もある一方、トレードアップして2025年NFLドラフトのトップシグナルコーラーの1人を指名することもあり得るだろう。

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