ジェッツとスティーブ・ウィルクスがDCとしての契約に合意
2025年01月30日(木) 14:32ニューヨーク・ジェッツの新人ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンの守備コーディネーター(DC)が決まった。その人物は、グレンのコーチングスタッフに豊富な経験をもたらすだろう。
スティーブ・ウィルクスがジェッツの新DCになる契約の内容に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地29日(水)に伝えている。
また、NFLネットワークのマイク・ガラフォロは、グレンとジェッツがデンバー・ブロンコスのアシスタントであるクリス・バンジョーをスペシャルチームコーディネーターに起用する見込みだと報じた。
ウィルクスは最近では2023年にサンフランシスコ・49ersの守備コーディネーターを務めている。その以前、2018年はアリゾナ・カーディナルスHC、2022年はカロライナ・パンサーズの暫定HCだった。
月曜日に行われた入団会見で、グレンは守備のプレーコールを行わない予定だと話していた。したがって、元デトロイト・ライオンズDCのグレンにとって、ウィルクスの起用は重要な動きだったと言える。
2024年シーズンはNFLから遠ざかっていた55歳のウィルクスは、グレンが必要とするならば、頼りにできる豊かな知恵と知見を提供できるだろう。
ウィルクスは2005年に、ワシントンのセカンダリーコーチとしてNFLでのコーチングキャリアをスタートした。これまでにシカゴ・ベアーズ、サンディエゴ・チャージャーズ(当時)、カロライナ・パンサーズ、クリーブランド・ブラウンズにも在籍している。DCの仕事を初めて得たのは2017年のパンサーズでのことで、クリーブランドと、先述の49ersでも同じポジションに就いた。サンフランシスコでは被得点で3位につける守備陣を率いたものの、スーパーボウルで敗れた後にチームを去っている。
ニューヨークでは、ディフェンシブタックル(DT)クイネンとアウトサイドラインバッカー(OLB)クインシーのウィリアムズ兄弟や、コーナーバック(CB)ソース・ガードナー、ディフェンシブエンド(DE)ウィル・マクドナルド四世といった才能ある選手たちを導くことになる。
グレンはライオンズのタイトエンドコーチであるスティーブ・ヘイデンをオフェンシブラインコーチに迎えるとも、ペリセロは伝えている。それらに先立ち、まずは大きな人事が行われた。
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