ニューオーリンズで発生した襲撃事件を受け、スーパーボウルの安全対策に自信のNFL
2025年01月30日(木) 16:34NFLのセキュリティ責任者が、現地2月9日(日)【日本時間10日(月)】に実施するスーパーボウルの舞台であるニューオーリンズで、リーグが敷くセキュリティプランに自信を示した。ニューオーリンズでは新年に発生したトラックによる襲撃事件で14名が亡くなっている。
NFLのセキュリティ部門責任者のキャシー・ラニエが現地29日(水)、試合会場の周囲ではより厳重なセキュリティ対策が取られると話した。
「最も重要なことはきわめて明確ではっきりしています。率直に言って、私たちはスーパーボウルに向けたセキュリティプランに、心からの自信を持っています」とラニエは述べている。
ニューオーリンズ国土安全および緊急対策局のコリン・アーノルド局長によれば、ニューオーリンズを主催地とする11回目のスーパーボウルによって、街にはおよそ10万人が訪れる見込みだという。
イスラミックステート(IS)に影響を受けた襲撃者が、どのようにしてF-150トラックで有名なバーボンストリートに乗り入れ、新年を祝うために集まった人々に突っ込んだかについては、今も複数の捜査が行われている。訴訟では、市と複数の請負業者が、襲撃を防ぐ、もしくは被害を軽減することの可能なセキュリティ対策を講じなかった可能性が申し立てられている。
ラニエはNFL――すでに過去2年以上にわたってセキュリティプランを立ててきた――が連邦、州、および地元当局と協調してきたこと、また、1月1日に発生した襲撃を受けて、ファンが安心してカンザスシティ・チーフス対フィラデルフィア・イーグルスの試合に臨めるように、セキュリティプランを再評価していることに触れた。
「この襲撃を踏まえた最も重要な変化は、より多くの法執行機関の存在が目に見える形で感じられるようになることです。私たちは今も、スーパーボウルまでに何らかの変化があれば、新たな修正を行う準備を進めています。フレキシブルであること、必要であれば変化をもたらすことが、私たちの仕事です」
ラニエはまた、1月の襲撃を受け、今回のスーパーボウルには国土安全保障省によって、2番目に高いセキュリティレーティングが与えられたと話している。
「人々が快適に感じられる環境でスーパーボウルが行われることに、私たちは心から自信を持っています。彼らは安全だと感じつつ、スーパーボウルを楽しむでしょう」とラニエは続けた。
【A】