キャロルHCの加入に興奮するレイダースDEクロスビー
2025年01月31日(金) 12:03ラスベガス・レイダースが新ヘッドコーチ(HC)としてピート・キャロルを雇用したことで、ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーはいつも以上に興奮している。
スターディフェンシブエンドであるクロスビーには、NFLファンからトレードが期待されている。そのクロスビーは今週、『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャスト“Let’s Go(レッツゴー)”に出演した際、自分の気質がキャロルHCに合っていると話した。
「ワクワクする」とクロスビーはレイダースの新ヘッドコーチについてコメントしている。
「1番はエネルギーだよ。何度かその話をしたことがある。あとは競争心も。1人のコンペティターとして、常にエネルギーをもたらし、それを活力にし、他の人にもそうすることを期待する。そういう気質の人が好きだ。だから彼はウイナーなんだ。彼はキャリアでずっと、そうやってきた。これからどうなっていくか、すごくワクワクしている」
クリーブランド・ブラウンズのDEマイルズ・ギャレットと同様に、クロスビーをトレードすることは、ベガスにとってはあまり意味がない。レイダースがトレードに動くとすれば、それは尊敬を集めるベテランであるクロスビーからの要請があった場合だけだろう。しかし、キャロルHCの起用からの本人のコメントを見れば、そういった要請が出ることはなさそうだ。
キャロル、そして新ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・スパイテックと短い会話を交わしたというクロスビーは、新たに再建を目指すレイダースの方向性に期待している。
「(キャロルが)主に話していたのは、俺たちがすぐに動くってことだ」と言うクロスビーは、次のようにつけ加えた。
「俺たちは時間を無駄にしない。それが、彼が記者会見の後に俺が言ったことの1つだ。俺たちが動かしていく。エキサイティングだよ。毎年、それが俺のメンタリティーだ。俺は毎年勝ちたい。それが俺の中の競争心で、それが彼にもある。新体制で攻めていくことに、新しいオーナーシップグループ、マーク(デイビス/オーナー)を含め、全員が同じマインドセットになっている」
クロスビーは2022年に結んだ4年9,400万ドル(約144億9,034万円)の延長契約が2年残っている。保証金がもうないことが、問題になる可能性がある。しかしながら、これまでのプロセスを通じたクロスビーのコメントを振り返れば、それは現段階では無視していい要素だと言えるだろう。
事態が変わる可能性は常にある。しかし、クロスビーをトレードするとの考えは、キャロルHCが起用された瞬間になかったことになっているようだ。
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