2025年もプレーする意向のベテランQBスタッフォード、ラムズでの状況は未定
2025年01月31日(金) 14:24ディビジョナルラウンドでフィラデルフィア・イーグルスに惜敗してからほどなくして、ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは自身のプレーヤーとしての未来について、慎重な姿勢を見せた。
これからもフットボールをプレーする力は残されているかと問われたベテランシグナルコーラーのスタッフォードは「もちろん、そう感じている」と応じている。
実際、スタッフォードはプレーを続ける計画だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(水)に伝えている。
とはいえ、36歳のスタッフォードが、17回目のNFLシーズンでプレーするかには疑問が残る。
スタッフォードは昨シーズン開始前に――長めのプロセスを経て――ラムズとの契約を再構築し、2025年シーズンのキャップナンバーは4,960万ドル(約76億5,561万円)となっている。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、ラムズは6月1日以降にスタッフォードをトレードすることで2,700万ドル(約41億6,709万円)、同じく6月1日以降にカットすることで2,300万ドル(約35億4,967万円)を節約可能だという。
ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイは公に、この状況を“すぐにでも”解決したいと語っていた。
スタッフォードに今後のシーズンでもプレーする意向があると分かったことが、少なくとも今後のプランを立てていく上での第一歩になるだろう。
ラムズのジェネラルマネジャー(GM)であるレス・スニードとマクベイHCには、すぐにスタッフォードを交代させる計画はない。
バックアップQBのジミー・ガロポロは非制限フリーエージェントになる予定であり、2023年にドラフトされた3番手QBのステットソン・ベネットには、レギュラーシーズンの試合に出場した経験がない。
スタッフォードの腕は今も一流だが、2024年のプレーは不安定だった。
スタッフォードはレギュラーシーズン16試合で3,762パスヤード(試合平均269.4ヤード)、タッチダウン20回、インターセプト8回を記録。しかし、ポストシーズンでは素晴らしいプレーを見せている。ミネソタ・バイキングスを抑えたワイルドカード戦では、209ヤード、タッチダウン2回、インターセプト0回をマークした。フィラデルフィア・イーグルスに敗れた試合でも、324ヤード、タッチダウン2回、インターセプト0回という数字を残している。
そのプレーそのものが、まだスタッフォードに力が残されていることを示している。そして、本人にも、それを披露する意思がある。
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