ドルフィンズ残留を願うWRヒル、QBタゴヴァイロアに公開謝罪
2025年02月08日(土) 20:26マイアミから出ていきたいという発言を、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルは取り消そうと努力している。
ドルフィンズのシーズン終了後に“俺は出ていく”と口走ったことは、フラストレーションからつい出てしまったものだと釈明したヒルは、現地7日(金)、『FanDuel TV(ファンデュエルTV)』の『Up & Adams Show(アップ&アダムス・ショー)』で、マイアミに残りたいという思いを口にした。
「本当だ。そう思ってる。どこにも行きたくなんてない」とヒルはケイ・アダムスに言っている。「ここが大好きだ。家族もすごく気に入っている。子どもたちは毎朝ビーチに行くのが何よりも好き。だから、最高だぜ」
「俺たちはマイアミでスペシャルな何かを作っている最中だ。最初の2年でプレーオフに進んだ。そりゃ、今年はキツかったけど、みんながコーチ(マイク・マクダニエル)の計画と、作ろうとしている文化を信じ続ければ、素晴らしいものが出来上がるに決まってる」
プレーオフの望みが絶たれたシーズン第18週のニューヨーク・ジェッツ戦で、ヒルは自ら試合を放棄した。これについてマクダニエルHCは、“容認できない”と断じている。
30歳のヒルは自分の行動がチームメイトたちに誤解されることを恐れてはおらず、発言について反省していることはみんな知っていると主張した。
「だって、俺がそういうタイプの選手じゃないことはみんな知ってるからな」と彼は言う。「“リークは短気だ。あいつはこうだ”ってどれだけの人が言おうと、俺のチームメイトたちはちゃんと分かってくれてる」
とはいえ、あのような形でシーズンを終えてしまったことについて、ヒルは修復が必要なことを知っている。
「毎日練習に出て、猛烈にやって、時間通りミーティングに参加し、全部きっちり正しく、プロらしく、ナンバー1プレーヤーらしく振る舞って、みんなに俺のハードワークと感謝を示すよ」とヒル。「時間を守って、素直に指導を受け、ミーティングとかそういう場でしっかり話を聞く。俺がチームメイトたちにできる最大のことはそれじゃないかな。キャリアを通してやってきたように、そういうリーダーになることだ」
「今年は、そういう自分を基準にしたい。俺はベストになりたいんだ。俺がこのリーグに残り、このリーグで成功できたのは、そうやって正しいことをやってきたからだ。これからもそうしたい。本当の自分や、両親がこうなってほしいと育ててくれた自分を失いたくはない」
クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアとの間にわだかまりはないとヒルは付け加えた。
「トゥアは俺の大事な仲間。何があろうと大事な仲間だ」とヒルは言う。「俺のイライラはきっと理解してくれているはず。みんな勝ちたいと思っているんだ。トゥアもかなりも負けず嫌いだ。相当な負けず嫌いだよ。みんな知らないだろうけどな。あいつは勝者だ。一貫している。だから今まで以上に関係を築くのが楽しみだし、こいつは俺の公開謝罪だ・・・トゥア、お前への公開謝罪だよ。な、兄弟」
たぶん、ヒルがこのオフシーズンに公開謝罪をするのはこれが最後ではないだろう。
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