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ケレン・ムーアはイーグルスのスーパーボウル制覇において「重要な役割」を果たしたとTEゴーダート

2025年02月13日(木) 11:47


フィラデルフィア・イーグルスのダラス・ゴーダート【AP Photo/Matt York】

コーチングサイクルにおける最も意外性の少ない動きとして、ケレン・ムーアはフィラデルフィア・イーグルスの攻撃コーディネーター(OC)として第59回スーパーボウル制覇を経験してから48時間も経たないうちに、ニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)就任を受諾した。

この動きは数週間前から予測できたことであり、セインツはムーアにオファーを出す前に、イーグルスがシーズンを終えるのを待っていた。また、スーパーボウルがニューオーリンズで開催されたことを踏まえると、彼らの面談は形式的なものに過ぎないように見えた。

イーグルスが印象的なシーズンを最大の舞台での勝利で締めくくった後、必要なのはムーアをセインツのヘッドコーチとする契約の詳細を確定させることだけであり、ムーアがそのために飛行機に乗る必要さえなかった。ムーアは今後、セインツを成功に導くことを目標に、スタッフの編成に取り組むことになる。

ムーアは、間違いなくその貢献に感謝している一方で、それが長続きしなかったことに少々がっかりしているチームを後にすることになった。現地11日(火)、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に出演したイーグルスのタイトエンド(TE)ダラス・ゴーダートは、ムーアを称賛した一方で、ニック・シリアニHCと共に、ムーアにもう1年チームにとどまるよう懇願したことを明かしている。

「彼はこのリーグで素晴らしいヘッドコーチになると思う」と語ったゴーダートはこう続けた。

「スーパーボウルの後に彼と話して、もう1年チームに残って一緒にやっていくべき理由を自分なりに説明したけど、それでも彼のことを心からうれしく思っている」

「彼はこの道のりで重要な役割を担っていた。彼がコーチ職を得たことをうれしく思っているし、イーグルスとの対戦以外で成功を収めることを願っている。でも、もう1年一緒にいてくれたらよかったのにと思う」

ゴーダートがムーアのことをほめるのは驚きではない。ムーアはセインツのヘッドコーチ職を引き受ける前にイーグルスの攻撃コーディネーターとして最後に臨んだ試合で、素晴らしい采配を見せた。第59回スーパーボウルのオープニングナイトで、ゴーダートは「彼は良いヘッドコーチになるだろうけど、俺は彼をOCとして気に入っている」と話していた。

イーグルスは2年連続で新しい攻撃コーディネーターを探さなければならない。しかし、今回は状況が大きく異なっており、スーパーボウルチャンピオンとしてフットボール界で最も魅力的なポジションを募集するイーグルスは、以前よりもはるかに有利な立場でOC探しを進めることになる。

【RA】