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英国王がトッテナム・ホットスパー・スタジアムでザ・ハドル・プロジェクトの活動を称賛

2025年02月13日(木) 11:11


【NFL】

現地12日(水)、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)とトッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブはトッテナム・ホットスパー・スタジアムにチャールズ3世国王を迎え、地元コミュニティで“The Huddle Project(ザ・ハドル・プロジェクト)”が行っている、影響力のある活動について詳しく知ってもらう機会を設けた。

2023年に立ち上げられたザ・ハドル・プロジェクトは、11歳から18歳の少年少女を対象としたデュアルスポーツプログラムで、トッテナム・ホットスパー、NFL、『Nike(ナイキ)』が共同で資金を提供している。このプロジェクトは3年間で100万ポンド(約1億9,216万円)の投資を受けており、NFLフラッグやサッカーを通じて無料のスポーツ活動への参加機会を増加させ、トッテナムでのウェルネス体験や雇用機会の提供も行なっている。

プログラムの初年度には189回のセッションを通じて500人の子どもや若者が参加し、3つのブランドの幹部による雇用および教育に関するワークショップも行われた。

NFL U.Kおよびアイルランドのジェネラルマネジャー(GM)を務めるヘンリー・ホジソンは「本日、国王陛下をお迎えし、ザ・ハドル・プロジェクトの活動を実際にご覧いただくとともに、私たちが一緒に活動できることを光栄に思っている素晴らしい若者たちとお会いいただけたことを、大変うれしく思う」と述べている。

「NFLロンドンゲームは年に一度行われているが、私たちはザ・ハドル・プロジェクトを通じて、年間を通して地域社会を支援することを約束している。トッテナム・ホットスパーおよびナイキとともに、プログラムが与える影響を国王陛下にお見せできたのは素晴らしいことだった」

国王は到着時に、イギリス出身で最も長くNFLでプレーしているワシントン・コマンダースのディフェンシブエンド(DE)エフェ・オバダと、チームGB女子フラッグフットボールチームのキャプテンであり、NFL x IFAF(国際アメリカンフットボール連盟)グローバルフラッグアンバサダーのフィービー・シェクターから歓迎を受けた後、プロジェクトに参加している若者たちによるフラッグフットボールのデモンストレーションを見学するためにフィールドに案内された。国王はオバダやシェクターの指導のもと、アメリカンフットボールを投げる機会を得ている。

オバダは「本日は国王陛下にお会いし、フラッグフットボールを紹介する貴重な機会に恵まれた。国王陛下はNFLが地元のトッテナムコミュニティに与えている影響、ザ・ハドル・プロジェクトの力、英国でこのスポーツがあらゆるレベルで成長していることについて、より詳しく知ることに興味を抱いていらっしゃった。今後、ファンになってくださることを願っている!」と語った。

国王はフィールドで参加者と話し、彼らの経験を直接聞く時間をとり、フラッグフットボールについても学んだ。フラッグフットボールはザ・ハドル・プロジェクトの重要な要素で、若者たちは毎週行われるコーチングセッションに参加している。フィールドを離れる前に、オバダとシェクターは国王にNFLロンドンゲームで使用されたアメリカンフットボールを贈呈した。

シェクターは「NFL x IFAFグローバルフラッグアンバサダーとして、私たちのスポーツが世界中の少年少女の人生に与えるポジティブな影響を目の当たりにしてきたので、国王陛下にこれをご紹介できたのは素晴らしいことでした」とコメント。

「国王陛下はこのスポーツや、若者たちがこのスポーツにひかれる理由に深い興味を示されました。それが多くの若者たちの人生に影響を与えている理由や、世界で最も急速に成長しているスポーツの1つである理由を理解してくださったと思います」

IFAFはNFLの支援を受けつつ、フラッグフットボールが2028年ロサンゼルスオリンピックに正式に採用されるための取り組みを主導してきた。フラッグフットボールは草の根レベルとエリートレベルの両方で爆発的な発展を見せており、急成長を遂げている要因の1つとしては女性や少女の参加が挙げられる。フラッグフットボールは最も参加しやすく、包括的なフットボールの形式だ。

国王はザ・ハドル・プロジェクトのアクティベーション・ワークショップに参加し、若者たちがフットボールのジャージーをデザインする様子を見学するとともに、プログラムの重要な雇用可能性の側面についても詳しく学んだ。

【RA】