イーグルスCキャム・ユルゲンズが背中の手術、トレーニングキャンプには間に合う見込み
2025年02月21日(金) 15:14
フィラデルフィア・イーグルスのセンター(C)であるキャム・ユルゲンズの第59回スーパーボウルでの栄光は、苦難なくして遂げられたものではなかった。
ユルゲンズは神経の痛みを抱えたままプレーしており、この問題を緩和するために、背中の手術を受けたと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地20日(木)に伝えている。
ガラフォロによれば、ユルゲンズは7月にトレーニングキャンプが始まるまでに完全回復する見込みだという。
このニュースを最初に伝えたのは『ESPN』だった。
ユルゲンズはイーグルスがワシントン・コマンダースを下したNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦の前半でプレーできない状態だったものの、チームメイトのランドン・ディッカーソンがケガを負って基本的な動きにも影響が出る状態になったことから、後半からラインアップに加わった。そこから2週間の回復期間を経て、ユルゲンズは第59回スーパーボウルにセンターとして先発。イーグルスがカンザスシティ・チーフスに大勝した試合で、オフェンシブスナップの91パーセントに参加した。
ネブラスカ大学からドラフト2巡目指名でNFLにやってきたユルゲンズが最初に活躍したのは、2023年にガードとして11試合に先発したときのことだった。当時は長年の主力選手であるジェイソン・ケルシーがセンターのポジションについており、2022年のドラフトでユルゲンズを狙うようチームにアドバイスしたのもケルシーだった。2023年シーズンを終えてケルシーが引退してから、ユルゲンズは正式にセンターの役割を引き継ぎ、2024年にレギュラーシーズン16試合に先発して、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のグレードで全センターの中の11位につけた。
ルーキー契約の最終年を迎えているユルゲンズにとって、2025年は重要なシーズンになる。春の間に初めてのスーパーボウル優勝の喜びをかみしめつつ、ユルゲンズは来るシーズンに復帰するために取り組んでいく。
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