レイブンズKタッカーが不適切な行為を否定する2度目の声明
2025年02月27日(木) 13:53
現地26日(水)、ボルティモア・レイブンズのキッカー(K)ジャスティン・タッカーが『Outkick.com』に寄せた声明で、マッサージの施術中に不適切な行いをしてはおらず、自身を対象とする申し立ては真実ではないと述べた。
タッカーはボルティモア地域の8つのスパに務める16人のマッサージセラピストから、ルーキーイヤーにあたる2012年から2016年までに不適切な行為があったと告発されている。それらの主張については、NFLによる調査が行われている。
「プロフェッショナルなボディワークのトリートメントセッションの最中、および前後のいかなる時点でも、不適切な行為をしたことはなく、どのマッサージセラピー提供者からも、歓迎できないと言われたことはないと断言する」とタッカーはこの声明の中で述べた。
「こういった主張は、単純に真実ではない。過去4週間を通じて、数えきれないくらいの時間を費やし、これまで13年間にボディワークのプロフェッショナルの人たちとかわしたやりとりのすべてを振り返ってきた。これを読むあらゆる人々に、誰に対しても無礼なことをしたり、境界線を越えたり、誰かに、どんなやり方であっても、不快な思いをさせたことはないと、断言できる。これまでに一緒に仕事をした方々の中に、プロフェッショナルとして、そして、さらに重要なことに、1人の人間として、敬意を払われなかった、しかるべき評価をされなかったと感じた人がいると知り、とてもショックだし、そう感じなかった方々には、申し訳なく思っている。自分とかかわるすべての人々が、敬意を払われ、人として配慮されていると今後も感じられるように、僕が尽力していることを知っていてほしい」
タッカーに対する告発は、1月30日に明らかになった。『The Baltimore Banner(ザ・ボルティモア・バーナー)』に掲載された記事で、6人のマッサージセラピストが、タッカーによる不適切な行為を訴えたのだ。
その翌日、タッカーはソーシャルメディア上で最初の否定を行っている。
今回の声明を前に、レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)であるエリック・デコスタはインディアナポリスで開催された2025年NFコンバインの場で、チームはリーグによる調査の結果を待ってからどう対処するかを判断すると報道陣に語っていた。チームメンバーとして初めてこの件について公の場でコメントしたデコスタは、この訴えを“深刻で懸念すべきもの”としている。
35歳のタッカーはキャリアを通じてレイブンズに所属。テキサス大学の選手だったタッカーはドラフト外フリーエージェントとしてチームに加入し、2012年シーズンに開始したキャリアの中でプロボウルに7度選ばれた。
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