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ドラフト候補生のマイク・グリーンが性的暴行疑惑を否定、バージニア大学を離れた経緯を説明

2025年02月27日(木) 16:02


マイク・グリーン【AP Photo/Michael Conroy】

マーシャル大学のディフェンシブエンド(DE)マイク・グリーンが現地26日(水)にNFLスカウティングコンバインの場で、2022年にバージニア大学のフットボールチームを退団した経緯を説明。性的暴行容疑で2度告発されたが、その容疑を否定しており、「自分は何も悪いことをしていない」と報道陣に語った。

グリーンは2023年シーズン開幕前にマーシャル大学に転校する前に、バージニア大学から“停学処分”を受けたと明かした。2024年に17回のサックを記録してFBS(フットボール・ボウル・サブディビジョン)をけん引したグリーンは、『NFL.com』のアナリストであるダニエル・ジェレマイアから今年のドラフトで全体17位指名を受けると予想されている。

水曜日にNFLスカウティングコンバインでの記者会見でメディアから質問を受けるまで、グリーンがバージニア大学を離れた理由は不明瞭だった。スカウティングコンバインでは、2025年のドラフト候補生たちがNFLチームと面談し、身体検査を受け、フィールドでの運動能力テストに参加する。バージニア大学キャバリアーズのヘッドコーチ(HC)トニー・エリオットは2022年9月、グリーンがチームで“活動することはもうない”とコメント。水曜日に問い合わせを受けたバージニア大学は、この件についてコメントを控えている。

「告発があった」と明かしたグリーンはこう続けている。

「取り調べを受けたことはないし、質問されたこともない。どういうことか分かる? バージニア大学から離れる前に起こったことについて、俺に質問してきた人は1人もいなかった。ただ告発があったから、あそこから離れることになった」

これまでに受けた告発の件数を尋ねられたグリーンは、高校時代に1件、大学時代に“匿名の報告”が1件あったと答えている。

先月末に、今年のドラフト候補生100人以上が集まるオールスターイベント“Reese’s Senior Bowl(リーセス・シニアボウル)”でのパフォーマンスが高く評価されたグリーンは、ジェレマイアによる最新のモックドラフトでトップ10指名を予測されている。4月24日(木)から26日(土)にウィスコンシン州グリーンベイで行われるドラフトを控える中、グリーンは自身の評価に影響を及ぼす可能性がある告発について“まったく心配していない”と強調した。

「ご覧の通り、このプロセスを通じて俺はどんどん上に上がってきている」と語ったグリーンは「それが、あなたたちが知るべきことをすべて物語っているはずだ。俺はプロセスにこだわって、さっきも言ったように、真実を語ってきた。自分が誰なのかも、何が真実なのかも分かっているから、心配は一切ないし、その件についてチームと話すことにも問題はない」と続けている。

【RA】