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チーフスがWRブラウンと1年最大16億円で再契約へ

2025年03月09日(日) 09:10


カンザスシティ・チーフスのマーキス・ブラウン【AP Photo/Reed Hoffmann】

カンザスシティ・チーフスは2025年に“ハリウッド”に再挑戦する。

現地8日(土)、“ハリウッド”の愛称で親しまれるワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンが1年最大1,100万ドル(約16億2,817万円)の契約でチーフスと再契約すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報じた。

ブラウンは昨年のこの時期に同様の1年契約でチーフスに加入したが、プレシーズンに見舞われた肩のケガによってチーフスでのデビューシーズンは台無しになってしまった。

手術を伴う長期の回復期間を要したブラウンは、シーズン第16週までプレーできず、レギュラーシーズンは2試合に出場してレシーブ9回、91ヤードという数字にとどまった。シーズン終盤の復帰はポストシーズンでのパフォーマンスにも影響を与えたようで、フィラデルフィア・イーグルスに敗れた第59回スーパーボウルを含むプレーオフでの3試合はレシーブ5回、50ヤードという結果だった。

しかし、そうした不本意なシーズンはチーフスの評価を揺るがすほどのものではなく、27歳のブラウンは新たな1年契約のもと、本来期待されていたスピードのあるディープスレットとしての役割を果たすことを目指すだろう。ブラウンはグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2025年トップ101フリーエージェント(FA)リストで41位とされていた。

ブラウンを1年契約で確保したものの、チーフスには2025年シーズンに向けてクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのターゲットとなるWR陣を強化するためにやるべきことが山積している。

ベテランWRのディアンドレ・ホプキンス、ジュジュ・スミス・シュスター、ジャスティン・ワトソン、メコール・ハードマンは全員、3月12日(水)に正式にフリーエージェントとなる。また、傑出したWRラシー・ライスも、2024年シーズン中盤に見舞われた膝のケガから回復を目指しているところだ。

【RA】